【娘から恐竜に会いたいと言われたら…】
アメリカ・ネバダ州で 妻と娘と3人で暮らすライルさん。
一人娘のシェルピーちゃんを溺愛するライルさんは、娘が喜ぶことはなんでもしてあげる親ばかパパだった。
今から4年前、シェルピーちゃんはある映画に釘付けになった。
科学の力で現代に蘇った恐竜たちが暴走し、大混乱を引き起こす映画『ジュラシックパーク』。
映画の世界に心を奪われた彼女は、ジュラシックパークに登場する恐竜たちにすっかりハマってしまった。
これまで博物館に連れて行ったり、恐竜の模型やぬいぐるみを買ってあげたりもしたが、なかなか満足してくれなかった。
こんな時、あなたならどうする?
果たしてライルさんがとった行動とは?
シェルピーちゃんが、リビングに向かうと…なんと窓の外に恐竜の姿が!
さらに恐竜は、リビングだけでなくキッチンの窓の外にも!
ジャングルの中を動き回る、巨大な恐竜たちの姿に驚くシェルピーちゃん。
そう!ライルさんは、家の窓の外にジュラシックパークの世界を再現したのだ!
しかし、一体どうやって?
ライルさんは家の窓の外にスクリーンとプロジェクターを設置。
そしてこのプロジェクターから、市販されている恐竜の映像をスクリーンに投影。
窓の外にジュラシックパークの世界を出現させたのだ!
【2人から同時にサプライズプロポーズの撮影を依頼された】
カナダ、バンクーバーで昨年、駆け出しのプロカメラマン、ミランダさんの元に仕事の依頼が届いた。
依頼主はサヴィさん。
彼女には交際を始めて2年半になるシャラスさんという彼氏がいた。
サヴィさんの依頼は、彼氏にプロポーズをする瞬間を写真に収めて欲しいというものだった。
サヴィさんは、プロの写真家に記念写真を撮ってもらうという名目で彼氏を誘っていた。
そこでサプライズプロポーズを決行するというのだ。
しかし、撮影予定日の2日前、一通のメールが届いた。
メールの相手は、サビィさんの彼氏シャラスさん。
彼女からミランダさんのことを聞き、連絡をしてきたという。
なんと今度は彼氏の方から、サプライズプロポーズをする瞬間を撮影してほしいと依頼されたのだ!
こんな時あなたならどうする?
彼氏と彼女、2人からそれぞれ同時に依頼されたサプライズプロポーズの撮影。
果たしてミランダさんの取った行動は?
迎えたデート当日、ミランダさんは同行させたスタッフに携帯で動画の撮影を依頼。
撮影の前日、ミランダさんは2人にこう伝えていた。
「プロポーズの瞬間を撮り逃がさないように、私が『振り向いて』と言ったら、プロポーズしてください。」
そして…2人はミランダさんの指示通り振り向いて、同時にプロポーズ!
互いに驚く結果となった、サプライズプロポーズ。
もちろんミランダさんも、その瞬間をちゃんとカメラに収めていた!
後日 行われた結婚式、その撮影を担当したのも、もちろんミランダさんだった!
【窓から見える景色に飽きたと妻に言われたら…】
ボスニア・ヘルツェゴビナで暮らす、ボーインさん夫婦。 2人は自然に囲まれた土地に一軒家を建て、穏やかな生活を送っていた。 朝日がたっぷり入る寝室など、妻の希望を叶えた家だった。
ところが数年後、妻が「リビングに全然、陽が入らないの」と言い出した。
ボーインさんは、朝、陽の光を浴びて目覚めたいという妻のために、家を建てた際、寝室を南側に置いた。
ところが…リビングは寝室の反対側にあり、北向き。
そのため日中、陽の光がまったく入らなかったのだ。
そんな妻のわがままに対し、ボーインさんは…リビングに陽が入るよう、寝室との壁を壊して1つの大きな部屋にしたのだ!
その後も妻が不満を言うたび、ボーインさんは自宅を改装し続けた。
そんな中、今から6年前、妻は「リビングの窓から見える景色に飽きた」と言い出した。
ボーインさんは、リビングと寝室を入れ替える事も考えた。
しかし、妻がそんなことで満足するとは思えない。
それにたとえ入れ替えたとしても、またすぐに飽きたと言い出す可能性もある。
さあ、こんな時、あなたならどうする!?
窓からの景色に飽きたという妻。
その願いを叶えるため夫ボーインさんがとった、信じられない行動とは?
それは、家を改築するのではなく新築する、というものだった!
ボーインさんは建築の知識はなかったが、独学で設計を学び、6年かけ自らの手で家を建てた。
自らが所有する土地の中で、一番見晴らしのいい場所を選んだ。
しかもこの家には、妻が景色に飽きないよう、ある工夫が施されているという。
実はこの家、360度回転するのだ!
ボーインさんは、リビングの窓から周囲の風景を全て見られるようにと、家自体が回転するようにしたのだ!
彼はまず、モーターと車輪で動く回転装置を製作。
その土台の上に家を建てることで、360度回転させることができたという!
しかも、驚くなかれ、この回転する家…速度を調整することも可能なのだ!
最も遅い設定だと、24時間で1回。
最も速い場合は22秒で1回、回転するよう自由に速度を調節できるという。
愛する妻のために回転する家を作ったボーインさん…そんな努力の甲斐もあり、奥さんは大満足。
今のところ、この家に不満はないという。
【誤送信された写真付きメッセージに返信したら…】
今から3年前、アメリカ・テネシー州に住む6児の父であるトニーさんの元に「このドレスどう?」というメッセージが届いた。
そこには見知らぬ女性が映った写真が添付されていた。
誤って送られたメッセージのように思えるが…こんな時、あなたならどうする?
見知らぬ女性から送られてきた、「このドレスどう?」のメッセージ。
果たしてトニーさんが取った行動とは?
「このメッセージは他の誰かに向けて送ったものだと思います。私の妻が家にいないため 彼女の意見を聞けませんが、子供たちと私はあなたのドレスがとても素敵に思えます。あなたは間違いなくそのドレスを着ていくべきです。」
と、ドレスの評価を送るとともに、子供たちが満面の笑みでいいねをする写真を送った。
無視するのではなく、ユーモアたっぷりの返信をして、笑ってもらおうと思ったのだ。
しかし、この何気ない返信がトニーさんに思いも寄らない展開をもたらすことになる。
きっかけは、トニーさんに誤ったメールを送った女性が、このやりとりを友人に話したことだった。
友人はトニーさんのユーモア溢れる返信に感動、写真と共にTwitterで紹介した。
すると、60万以上の「いいね」がつくなど話題になった。
それを目にしたのが、トニーさんが抱えた ある事情を知る、知り合いだった。
実は…トニーさんが送った写真に写っていた子供は5人。
しかし実際には、子供は6人いる。
一人は写っていなかったのだ。
実は、写真に写っていなかったカイズラーくんは、白血病を患い、この時入院していた。
治療には多額の費用が必要なため、一家はクラウドファンディングで治療費などの協力を求めていた。
知り合いの男性は、トニーさんが置かれている状況をTwitter上に書き込んだ。
すると、多くの寄付が殺到。
その額は最終的におよそ700万円にも達した。
トニーさんはこう話してくれた。
「多くの支援をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。あの返信でこんなことになるなんて驚きでした。」
あの出来事から3年、カイズラーくんは今、どうしているのだろうか?
カイズラー「今はとっても元気です。たくさんの人が助けてくれました。本当によかったです。」