ザ・ノンフィクション
たどりついた家族4 前編~戦火の故郷へ 母と子の決断~
「ママも小学校に行った方がいいよ。日本語がしゃべれないから」そんな小学1年生の息子の言葉を、母はどんな思いで聞いていたのか…
2022年3月、ウクライナ東部の自然豊かな町で暮らしていた母・マーヤさん(47)は、次女・レギナちゃん(8)と長男・マトヴェイくん(6)を連れ、ロシアの侵攻による戦火を逃れ、日本にたどり着いた。
家族は東京都の支援を受け、東新宿にある都営住宅に入居。子どもたちは幼稚園や小学校に通い、友達をつくり、日本語を少しずつ覚え、日本での生活に溶け込んでいく。
一方で、日本語にも文化にもなじめない母・マーヤさんは、我が子が次第に故国・ウクライナのことを忘れていくように感じ、孤独と焦りを募らせる。
そんな中、ウクライナに残してきた障害のあるマーヤさんの兄・ジェニャさんが失踪。さらに、生活の支えであった、財団からのウクライナ避難民への支援金が、3年を機に打ち切られることに…
帰国を模索するマーヤさんに対し、日本に引き止めようと必死なのが、長女・アナスタシアさん(24)と日本人の夫・和真さん(37)。夫婦は子どもだけでも日本に残すよう、何度も説得を試みるのだが…
ウクライナ侵攻から3年…戦況が悪化する中、母と幼い姉弟が下す決断は…
ギャラクシー賞「報道活動部門」奨励賞、民放連賞「テレビ報道部門」優秀賞を受賞したシリーズ第4弾。
2022年3月、ウクライナ東部の自然豊かな町で暮らしていた母・マーヤさん(47)は、次女・レギナちゃん(8)と長男・マトヴェイくん(6)を連れ、ロシアの侵攻による戦火を逃れ、日本にたどり着いた。
家族は東京都の支援を受け、東新宿にある都営住宅に入居。子どもたちは幼稚園や小学校に通い、友達をつくり、日本語を少しずつ覚え、日本での生活に溶け込んでいく。
一方で、日本語にも文化にもなじめない母・マーヤさんは、我が子が次第に故国・ウクライナのことを忘れていくように感じ、孤独と焦りを募らせる。
そんな中、ウクライナに残してきた障害のあるマーヤさんの兄・ジェニャさんが失踪。さらに、生活の支えであった、財団からのウクライナ避難民への支援金が、3年を機に打ち切られることに…
帰国を模索するマーヤさんに対し、日本に引き止めようと必死なのが、長女・アナスタシアさん(24)と日本人の夫・和真さん(37)。夫婦は子どもだけでも日本に残すよう、何度も説得を試みるのだが…
ウクライナ侵攻から3年…戦況が悪化する中、母と幼い姉弟が下す決断は…
ギャラクシー賞「報道活動部門」奨励賞、民放連賞「テレビ報道部門」優秀賞を受賞したシリーズ第4弾。