ザ・ノンフィクション
ラブレターを書く人 ~愛を伝えたい人々と代筆屋~
大切な人に「愛」を伝えたい…でも、いざとなると言葉が見つからない。
そうした人たちの思いを手紙につづるのは「ラブレター代筆屋」の小林慎太郎さん(43歳)。会社勤めの傍ら、8年前から代筆屋を始め、これまでに160通以上のラブレターを書いてきた。当初、想定していた若い女性からの“胸キュン”な依頼はほとんどなく「離婚をなかったことにしてほしい」「病気の妻に感謝の気持ちを伝えたい」など、切実な思いを何とか相手に伝えたい人からの依頼が多い。
「解散が決まった地下アイドルにラブレターを送りたい」という依頼者は45歳の寺木さん。ファン歴はまだ半年だが、彼女に会うために仕事終わりや休日を使い、週に3回以上、ライブ会場へ足を運ぶ。そんな寺木さんが伝えたい「愛」とは…
「40年前に離ればなれになった娘に会いたい」という81歳の阿部さんは、父の愛を伝える手紙を小林さんに依頼してきた。4歳の時に妻と離婚し、以来、一度も会ってない娘。手元にあるのは、娘の写真をプリントしたハンカチだけ。写真は一枚ももっていない。当時から、中華料理店を一人で営む阿部さん。「私が大きくなったらお父さんのお店を手伝ってあげる」という娘の言葉が宝物のような思い出だ。
そんな阿部さんの思いを伝えるために、小林さんはどんな「愛の言葉」をつづるのだろうか…
誰かに愛を伝えたい人々とその思いを手紙につづる男の心の交流を見つめた…
そうした人たちの思いを手紙につづるのは「ラブレター代筆屋」の小林慎太郎さん(43歳)。会社勤めの傍ら、8年前から代筆屋を始め、これまでに160通以上のラブレターを書いてきた。当初、想定していた若い女性からの“胸キュン”な依頼はほとんどなく「離婚をなかったことにしてほしい」「病気の妻に感謝の気持ちを伝えたい」など、切実な思いを何とか相手に伝えたい人からの依頼が多い。
「解散が決まった地下アイドルにラブレターを送りたい」という依頼者は45歳の寺木さん。ファン歴はまだ半年だが、彼女に会うために仕事終わりや休日を使い、週に3回以上、ライブ会場へ足を運ぶ。そんな寺木さんが伝えたい「愛」とは…
「40年前に離ればなれになった娘に会いたい」という81歳の阿部さんは、父の愛を伝える手紙を小林さんに依頼してきた。4歳の時に妻と離婚し、以来、一度も会ってない娘。手元にあるのは、娘の写真をプリントしたハンカチだけ。写真は一枚ももっていない。当時から、中華料理店を一人で営む阿部さん。「私が大きくなったらお父さんのお店を手伝ってあげる」という娘の言葉が宝物のような思い出だ。
そんな阿部さんの思いを伝えるために、小林さんはどんな「愛の言葉」をつづるのだろうか…
誰かに愛を伝えたい人々とその思いを手紙につづる男の心の交流を見つめた…