













東京水上警察署・強行犯係の係長で、リーダー。刑事歴20年以上にも関わらず、ずっと所轄に在籍し、本部経験はゼロ。さらに私生活ではバツ2で3人の子持ちという異色の警察官。しかし、眼光の鋭さと行動力は天下一品。事件解決のためなら危ない橋でも平気で渡る、向こう見ずなタイプで、刑事としての観察眼も鋭く、事件の真相にいち早くたどり着くことも多い。出世に興味もなく、普段は軽口を叩きながら過ごすスキだらけの人物のように見えるが、仲間のピンチには必ず駆けつける熱き心と正義感の持ち主でもある。ある過去が影響して、水上警察の刑事としては致命的な“水恐怖症”というトラウマを抱えている。そんな碇が水上警察に異動したのにはワケがあって……。

警視庁本部のエリート集団である捜査一課から、望まぬ異動で水上警察署に配属された刑事。同期の中でも優秀で、上昇志向が強い。水上署から、一刻も早く元いた捜査一課に戻りたいと考えているため、手柄をあげようと事件捜査に情熱を注ぐ。これまで“エリート”街道を歩んできた日下部だが、今回水上警察署でバディを組む“直感派”の碇とはまさに水と油の関係で、たびたび衝突するが、共に困難を乗り越えることで信頼し成長していく。

警視庁・海技職員。海技職員とは、警察官ではなく、船舶免許を持ち、海や川の安全を守る警察の専門職員。水上パトロールを行い、天気や潮の流れを読んで警備艇の操縦を担う“水上のプロフェショナル”のこと。その高い専門性を活かして刑事と共に行動する、まさに本作ならではの象徴的な存在である。有馬は“海技職員”として警視庁の広報活動にかり出されることも多い。そんな有馬は刑事への憧れを持っており、碇と出会うことで、その気持ちに大きな変化が訪れる…。

東京水上警察署・署長。元々は警視庁の警察官ではなく、有馬と同じ海技職員だったが、“海を知るプロフェッショナル”として警察官に鞍替えして水上署の署長にまで上り詰めた異色の経歴の持ち主。近隣の湾岸署や警視庁本部と揉めないように碇たちの捜査にストップをかけることもあり、“たぬきおやじ”と揶揄されることもあるが、その本心には熱い思いがあって…。

東京水上警察署・課長。碇たちの上司であり、署長である玉虫の部下にあたる。普段から署長の意向と自由奔放な碇たちとの間に挟まれ中間管理職として奔走している。制御の効かない碇や日下部にたびたび手を焼いてはいるが、時に世渡り上手な一面を見せて、署長をうまく操縦する場面も…。

東京水上警察署・刑事。元鑑識で、鑑識係のいない東京水上警察署では貴重な戦力である。チームの中では唯一世帯持ちで、妻と息子と暮らす。何かと妻子の様子を気にかけている。穏やかな性格で、チームの中ではフォロー役。しかし、どっちつかずの言動も多いため、碇からは「波風を立てない事なかれ主義」と言われてしまうことも…。

東京水上警察署・刑事。物怖じせずに上司にも後輩にも遠慮なく踏み込んでいくタイプで、水上署の良きツッコミ役でもある。一方、少年事件に長く関わってきたことから、若者の心をつかむのがうまく、丁寧な事件捜査にも定評がある。体術にも長け、その実力が発揮される場面も…!?

東京水上警察署・刑事。交番勤務から、直近の異動で刑事になったチーム最年少であり、一人前の刑事を目指して日々奮闘している。何事にも一生懸命で、愛されキャラだが、時に素直すぎる感想を言って周りを凍らせることも…?碇は同じ大学の出身で、あこがれの存在でもある。

湾岸警察署・刑事。碇の天敵であり、日下部の湾岸署時代の先輩刑事にあたる。湾岸署にあった水上安全課が独立して水上署に復活したことを快く思っておらず、水上署を敵視している。しかし事件解決への思いが強い正義漢で、熱い一面も…。

湾岸警察署・刑事で、和田の部下で、いつも一緒に行動し、事件解決に向けて捜査を行っている。水上署のメンバーをライバル視しており、和田と共に現れては、たびたび水上署と対立している。

人材派遣会社「湾岸海洋ヒューマンキャリア」の社長。若き社長として政財界にパイプを張り巡らしているが、その実態はかつて東京湾岸エリアで違法行為を繰り返していた「湾岸ウォリアーズ」の初代総長で、組織のカリスマ的存在。水上警察署メンバー最大の敵となる…!

海技職員OB。かつての東京水上警察署で、警備艇を操縦し、東京の水上の安全を守るためパトロールを続けてきた。東京湾のことを知り尽くす“水上警察の生き字引”であり“海の男”である。現在の水上署署長・玉虫肇の先輩にあたり、有馬礼子が尊敬している海技職員だ。とある理由で海技職員を離れたが、今でも玉虫や有馬を気にかける。

介護施設「キズナオーシャン豊洲」で働くケアスタッフ。一見、素直な現代っ子だが、実は誰にも言うことができない影があって、とあることがきっかけで水上署のメンバーと関わるように…。
