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2023.07.11 UPDATE NEWS 06

『この素晴らしき世界』制作発表!

7月10日に『この素晴らしき世界』の制作発表が行われました。登壇したのは、主役の浜岡妙子・若菜絹代の2役を演じる若村麻由美さん、比嘉莉湖役・木村佳乃さん、浜岡陽一役・マキタスポーツさん、水田夏雄役・沢村一樹さんです。司会は伊藤利尋フジテレビアナウンサー。そんな記者会見の模様をレポートします。
(以下、敬称略)

伊藤「フジテレビの連続ドラマへの出演は20年ぶりで、今回1人2役を演じる若村麻由美さんです」

若村「皆さんもご存知かと思うんですけど、私は鈴木京香さんからバトンを引き継ぎまして、今回の役を演じさせていただくことになりました。京香さんは、今はしっかりと静養なさっているということで、1日も早く回復されてお会い出来るのを楽しみにしています。撮影の方はおかげさまでとても順調に進んでおりまして、なんと昨日、第1話が完成したと聞きました。すごく面白く出来ているそうなので、期待してお待ちください!」

伊藤「続きまして木村佳乃さん。社長役なんですね?」

木村「そうなんです。初めて芸能プロダクションの社長役をやらせていただいております」

伊藤「撮影現場の様子はいかがですか」

木村「とっても楽しくて、大人な現場です。揉めることもなく順調に…」

マキタスポーツ「他の現場が揉めてるみたいじゃん(笑)」

木村「暑さもありますし、年齢層もぐっと…若い方もたくさん出てくださっているんですが、体調に気をつけながらがんばっています(笑)」

伊藤「皆さん楽しみながら作品を作っていらっしゃるようですね」

若村「本当にその通りで、今ここにいらっしゃる3名も本当に演技が自由自在なんです。力不足な私が現場に行っても、“どんとこい!”みたいな感じで、いつも笑顔で迎えてくださって。スタッフの皆さんも賑やかで、笑いが絶えないです」

伊藤「現場のお話が出ていますが、マキタスポーツさんは?」

マキタスポーツ「本当にスタッフの怒号が飛び交う中、しばかれながらがんばっています(笑)。と言うのは、もちろん嘘なんですけど、僕は若村さんと共演が初めてどころか、皆さんと初共演ですから、胸を借りるつもりでやらせていただいております」

伊藤「若村さん演じる主婦・妙子の夫役ですよね?  ちょっとだらしない感じの…」

マキタスポーツ「はい。主婦の方の時の夫で、典型的な“釣った魚には餌をやらない”タイプの男です。せっかく妙子という、すごく優れた奥さんと一緒になっているのに、それに甘えてちょっとだらけているっていう感じでしょうか?」

若村「本当に実感があって素晴らしいんです。その、だらけた感じが(笑)」

マキタスポーツ「全然ほめられたきがしませんよ(笑)。でも、基本的に演じている感じは一切ないです。役をいただいて台本を読んで、これは“プロとして演じまい”、“プロとしてだらけるぞ”と。もっと言うと、何も用意しないで現場に行くぞという気構えで挑んでいます」

伊藤「沢村一樹さんはいかがでしょう?」

沢村「マキタさんとは本読み以来、ひと月ぶりぐらいにお会いしたんですけど、(マキタスポーツが)夫役と紹介されると何か嫌な感じです(笑)。すごく不思議な感じで、いやいや夫役は自分だからと(女優の時の夫役)。今日はどっちの妻の気分なんですか?」

若村「どっちでもないです(笑)。フリーな感じで」

沢村「なんか、フラれたような気分(笑)」

伊藤「役に入っているんですね?  若菜さんを愛していると?」

沢村「そうですね。でも、夏雄の気持ちはちょっと複雑で…そこは、ドラマをご覧いただいて。夏雄はちょっとミステリアスで…。コメディーなんですけど、ハラハラドキドキもあるというか」

若村「特に夏雄さんですよね」

沢村「僕はミステリーの部分を背負っているので…」

木村「完全にミステリーになっちゃってる(笑)」

沢村「だって怪しいでしょ?  犯人みたいな顔を何回もしてますよ?」

若村「夏雄は大女優・若菜の方の夫なんですけど、妙子とも会うことがあるんです。ですから、私は違う夏雄さんを見るんです。私の演技も複雑で、大女優の時は夏雄を“可愛い”と撫で回すんですけど、妙子として会う時は神々しい美男子にちょっとドキドキしながら見てるという感じになるんです」

伊藤「次に現場のオフショットをご紹介します。最初は木村さん」

木村「はい。『プロダクション曼珠沙華』のスナップショットで、西村まさ彦さんと菅原大吉さんと撮ってもらいました。写真は笑顔ですけど、撮影では2人にいじめられているんです。私は非常に気の弱い社長でして、父の跡を継いでいるんですけど、お2人は父の代からいる番頭さん。ですので、頼りないとずっといじめられているんですが、普段は優しいお2人です。菅原さんとはずっとカイコ(蚕)の話をしています(笑)。私、カイコを飼っていまして、いつ繭になるのかなぁ?  とか。西村さんは口数が少ない方なんですけど、以前から何度も共演させていただいていて、なぜか私を“ヨシオ”って呼ぶんです。ちょっとボーイッシュな感じだったからなのかな?」

伊藤「続いてマキタさん。部長なんですよね?  写真はモンスター社員・園田を演じる犬飼貴丈さんとですが…」

マキタスポーツ「本当にね。園田は役だとわかっていても胃がキリキリするぐらい。取り引きのある業者さんにあり得ない口のきき方をするんです。それを僕が上司として咎めるんですけど、反論されたりして胃がキリキリするという。犬飼くんが、それをきっちりと演じるので本当に犬飼くんのことが嫌いになりました(笑)。一瞬ですよ?  2人のシーンは1日で撮ったんですけど、本当にモンスター社員ぶりが板についているという感じでした。僕はそれに翻弄されつつ、各所に頭を下げるという辛い役どころです」

伊藤「次は若村さん、沢村さんのツーショットです。爽やかですねぇ」

若村「沢村さんとトレーニングマシンって、本当に似合いますよね。こんな方にトレーニングを教えて欲しいと思いました」

沢村「僕は3年ぶりぐらいにジムというところに行かせてもらって、本当に楽しかった(笑)。その楽しい感じが、画面にも出ていると思うます。でも、若村さんは大変でしたよね?  ずっと走っていましたから」

若村「大変でした。今回の作品は、最終回までの台本が出来上がっているので、各話に出てくるジムのシーンを全部1日で撮ったんです。その回ごとのトレーニングウェアを替えるたびに、走って、マシーントレーニングもするんです。ジムは妙子のシーンで、普段トレーニングをしていない主婦が一生懸命がんばるんです」

伊藤「最後は若村さんの3枚の写真です。主婦・妙子、大女優・若菜になりすます妙子、そして若菜です。改めまして、演じ分けはいかがですか?」

若村「1人2役と伺っていたのですが、3役を演じている感じです。私は妙子が今作のヒロインだと思っているのですが、彼女が若菜になりすますので、真ん中の写真が登場するんです。すごく難しいと思っていたのですが、スタッフさんのおかげかすごくすんなりと入れました。ただ、ずっと妙子と若菜になりすます妙子を撮ってきて、初めて若菜絹代がしゃべるシーンを撮った時…若菜が夫の夏雄と話す時は良いんですけど、女優としてはどうなるんだろう?  と思いました」

伊藤「こちらにいらっしゃる皆さんは、若村さんの演じ分けを見ていますよね?」

木村「全然、雰囲気が違います。私は若村さんが演じる3人とお会いしてますが、声の感じから全然違います」

マキタスポーツ「いいなぁ。僕は妙子の時しか知らないからなぁ」

沢村「本当に全然違いますよ。大女優と一緒にいる時、夏雄はちょっとビクビクしているんです。妙子さんと会っている時には、ちょっとキュンキュンしてるんです。その辺も、お互いに楽しみながら撮影している感じです」

マキタスポーツ「今、すんごい嫉妬心みたいなものがメラメラしています(笑)。夏雄、何楽しんでくれてんだよ?  みたいな感じです。俺の妙子をキュンキュン?  冗談じゃないよ(笑)」

若村「主婦である妙子の心の揺れ動きも見どころですので、そこも見ていただきたいです」

伊藤「今回は成りすましのお話ですが、皆さんがなりすますなら?  若村さんは“ミッキーマウスになって世界の子供と遊びたい”」

若村「はい。言葉の壁を超えて、世界の子供たちと遊べたら良いなと、ずっと思っていました。」

伊藤「木村さんは村上春樹さんですね?」

木村「はい。もう学生のころからずっと読んでいて、新刊が出ると本屋に並んだりしていたほど好きなんです。先日、『海辺のカフカ』上下巻をAmazonオーディブルで朗読したんです。そうしたら、さらに村上春樹さんのより入った感じで。もちろん、『〜カフカ』も前に読んでいたんですけど、もっと好きになってしまいました。なので、村上春樹さんになって、どんどん新作を書きたいです!」

伊藤「書いちゃいますか(笑)。沢村さんは水原一平さん。大谷翔平さんの通訳の方ですね」

沢村「本当は連ドラの仕事が入っていなければ、今年、大谷さんの試合を見に行きたかったんです。移籍の話も出ているので、出来れば今のところにいるうちにと。一平さんになれば、毎日会えますから。ただ、英語の勉強をしないと、今の僕より大谷さんの方が英語が上手になっちゃいますからね(笑)。もしかしたら、これを見た大谷さん周辺の方が、仕事で呼んでくれないかな?  とか(笑)。本当に大谷さんのプレーを生で見たいです」

伊藤「マキタさん?  森七菜さんって(笑)」

マキタスポーツ「僕、キラキラ俳優になってみたいんですよ。奇しくも僕たちが撮影しているスタジオの目の前のスタジオで月9の『真夏のシンデレラ』を撮影しているんです。僕らのスタジオとは照明の明るさが違うんですよ。マジな話なんですけど、我々の家や事務所のシーンの照明はめちゃくちゃ暗いんです(笑)。そんなスタジオを出て月9のスタジオを見るとめっちゃ眩しくて、そこから眩しい俳優たちがゾロゾロ出てくるんです。いいなぁと思って」

伊藤「ちょっと待ってください。皆さんは眩しくないってことですか?」

マキタスポーツ「もう、終わってるかな?  眩しさ時代は終了して、次のフェーズに移った方たちということで」

沢村「あの、森七菜ちゃんになりすますって、中身はマキタさんですよね?」

マキタスポーツ「そうですよ。僕のまま、森七菜ちゃんのコックピットで操縦してみたいと。で、一日だけで良いので月9に出たいんです(笑)。木10も良いんですけど、月9にも出たい!」

伊藤「最後に若村さんから皆さまにメッセージをお願いします」

若村「スタッフも共演者も一同一丸となって、本当に面白い、本当に届けたい作品が出来ました。そして、今も作り続けています。7月20日からスタートしますが、皆さんの声をいただきながら、最終回のゴールを切るまで完走できるように努めますので、どうぞ皆さん是非ご覧いただき、応援してください!」

制作発表が終わろうとした時、

伊藤「本日は、沢村一樹さんのお誕生日です!」

沢村「56歳になりました!」

若村「同じ歳!  よろしくお願いします!」

沢村「今日は7月10日で、納豆の日なんです。納豆クイーンというお仕事があるそうなのですが、ぜひ納豆キングも作って欲しいです。田中圭くんや小泉孝太郎くんも今日なので、彼らにキングは取られちゃうかもしれませんね(笑)。でも、今日は本当にありがとうございます。多分、サプライズはあると思っていたんですけど、正直、会見が進んでいく中ですっかり忘れていました」

撮影現場も笑顔が絶えないとのことですが、制作発表も最後まで笑いが途絶えませんでした。『この素晴らしき世界』は7月20日木曜夜10時スタート!  皆さんも是非、笑いながら楽しんでください!

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