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第3回(6月1日)
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キミは「老人と海」を見たか?

こんにちは。
2週間ってすぐですね。
気が付いたら、もう原稿って感じです。
この2週間は、ポーのTVQ(九州のテレビ局)用の編集とMAやら、ジャム5話(6月5日放送です)のMAやらでなんとなくバタバタと過ぎてゆきました。
そんな中、5月23日は、新宿のアイマックスシアターというところに「老人と海」の試写にいってきました。
この映画はロシアのアレキサンドル・ペトロフさんという人がガラスの上に油絵の具で描いて作ったアニメーションで、アカデミー賞の短編アニメ部門でオスカーをゲットした作品です。昨年の夏くらいに上映していたのですが、アカデミー受賞で、再度凱旋上映が決まったようで、その試写会でした。ストーリーは皆さん御存知ヘミングウェイの同名小説なのですが、その映像たるや、コテコテの力技でもう凄すぎです。20分程の時間の中にイマジネーション豊かなシーンを凝縮させて見せ切ったという感じです。
このペトロフさんという作家は、圧倒的なデッサン力でガラスの上に指とかでグイグイ絵を描いては、消して、描いては消して動画していくアニメの鉄人です。そこから、生み出されていく描写の大迫力。それにアイマックスシアターの高密度の大画面が追い討ちをかけます。上映は「ヘミングウェイ・ポートレイト」という実写の短編とあわせて40分程度ですが、一見の価値ありです。6月10日〜30日の間、19:00〜毎日一回上映するようです。場所は新宿アイマックスシアター。興味のある人はどうぞ。

それにしてもロシアのアニメはすごいです。ボクの最敬愛のユーリ・ノルシュテインさんもいるし。個人的にはペトロフさんよりノルシュテインさんのほうが圧倒的に好きですが……。

そんな感じで、アニメーションってホントウにいろいろあっておもしろいですね。

ではまた。



「ポーのバカンス」でディックをやってくれた福間未紗さんが、6月3日 19:00〜 JR高円寺駅の「SALON」(TEL. 03-5934-8200)で、ライブをします。
そして、6月21日にはミディレコードより、5thアルバム「ドロップス ウィル キス」がでます。
アコースティック・ギターとヴォーカルだけのシンプルな音ですが、その分、唄がしみ入ります。
あなたも未紗宇宙を泳いでみよう。

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