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2019年3月
3月13日(水)
新田佳浩選手
(クロスカントリースキー)
子供たちのヒーローでいるために
クロスカントリースキー・新田佳浩選手
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冬季パラ6大会連続出場の新田佳浩選手が登場。
8歳の長男・大翔(だいと)君、5歳の次男・健翔(けんと)君にとって自慢のお父さんであり、ヒーローだ。大会や合宿・海外遠征などで年間230日は家を離れる。大翔君は「お父さんがいないのは寂しいけど、いないのは練習しているから、頑張っているから、だから我慢して待っている」と話す。
14年、ソチでメダルを獲得できずに帰国した時、成田空港で大翔君から手作りの金メダルをもらった。10年バンクーバーで金メダルを獲得したが、子供たちは生まれていなかった。「平昌では本当の金メダルを取って子供たちに見せる」。
18年平昌、10キロクラシカルでスタート直後に転倒したが、巻き返して金メダル。
「クロスカントリースキーはとっても辛い競技。何度もくじけそうになるけど、家族の事を思うと、もう少し頑張ろうと思える」
子供たちの応援が、強さの源になる。
子供たちと自宅で過ごす
大翔君手作りの金メダル
にった・よしひろ
1980年6月8日生まれ 38歳 日立ソリューションズ 所属
3歳の時に事故で左前腕切断。小学3年からクロスカントリースキーを始める。
10年バンクーバー 10キロクラシカル、1キロスプリントいずれも金
18年平昌 10キロクラシカル金、1.5キロスプリント銀
同年春の褒章で紫綬褒章受章
3月6日(水)
兎澤朋美選手
(陸上)
絶対に跳べるから大丈夫!
期待の新星・兎澤朋美選手
配信準備中
本格的に陸上を始めて1年半、18年アジアパラは走幅跳で銅メダル。
期待の新星、義足のアスリート・兎澤朋美選手が登場。
小学5年の時、骨肉腫で左脚を切断。
転機は高校3年。日本財団が、日本体育大学に給付型の奨学金制度を設立するニュースを目にした。奨学金でアスリート用の義足を手に入れることができる。大学には16年リオ銅メダリスト重本 (旧姓:辻)沙絵選手がいた。
「自分もパラリンピックの舞台に立って、人生を明るく楽しくしたい」
17年、日体大陸上競技部パラアスリートブロックに入部。指導者は、重本選手を育てた水野洋子監督。選手の障がいの特徴をつかみながら教える。
試合前には、水野監督から「できるから大丈夫。絶対今日は勝てるから。走れるから跳べるから。大丈夫だからがんばろう」と後押しを受ける。
20年東京まであと1年半。義足のアスリートと監督の挑戦に迫る。
水野洋子監督(写真左)から熱心な指導を受ける
日本財団奨学生として20年東京を目指す
とざわ・ともみ
1999年1月14日生まれ 20歳 茨城県出身 日本体育大学体育学部2年
中学でパラ陸上を始め、大学で本格的に取り組む。
18年日本選手権女子走幅跳 金メダル
18年アジアパラ女子走幅跳 銅メダル