PARA☆DO! 〜その先の自分(ヒーロー)へ〜

毎週水曜 よる10時54分 放送

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2018年3月

3月28日(水)

生駒芳子さん


(東京五輪・パラリンピック マスコット選考検討会議 副座長)

東京オリンピック・パラリンピックに向けて、
マスコットに込めた想い!

生駒芳子さん(東京五輪・パラリンピック マスコット選考検討会議 副座長)

事務所での生駒さん

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東京2020大会マスコットが決定!
近未来的なデザインのこのキャラクターは、東京オリパラのエンブレムに使われている日本の伝統的な市松模様がモチーフになっています。
実は、このキャラクターが誕生するまでには、期間にして1年余り、多くの人々が携わった舞台裏がありました。

プロアマ問わず集められたマスコットの応募総数は、2042作品。その中から、様々な分野の専門家たち14名が審査を重ねて最終3作品に絞り、全国の小学生たちが投票で決めるという今までにない方法での選考でした。

そんなマスコットの選考委員で副座長を務めたのが、ファッションジャーナリストの生駒芳子さん。
近未来と伝統が融合した今回選ばれたマスコットについて「ただかわいいだけでなく、かっこよさも兼ね備えている。選手達にエネルギーやパワーを送り届けられる新しい存在感を持つマスコットになって欲しい」。

選考委員の副座長として、マスコットキャラクターに込めた思いを届けます。さらに、生駒さんが見つめる「その先の自分」とは?

生駒芳子さん(東京五輪・パラリンピック マスコット選考検討会議 副座長)

小学生と一緒に

生駒芳子さん(東京五輪・パラリンピック マスコット選考検討会議 副座長)

決定したマスコット

生駒芳子(ファッションジャーナリスト/アートプロデューサー)
1957年生まれ 兵庫県出身。東京外国語大学フランス語科卒業。
80年代半ばより、フリーランスのライター/エディターとして活動。ファッション、アートに関する編集・執筆を行う。VOGUE NIPPON、ELLE JAPONの副編集長を経て、04~08年マリ・クレール編集長を務める。その後ファッション雑誌の編集長経験を生かして、ファッションからアート、社会貢献まで発信するファッションジャーナリストとして活躍。また日本の伝統工芸を世界に発進するプロジェクトの総合プロデューサーを務める。ファッションやデザイン面での専門家として、マスコット選考委員に選ばれる。

3月21日(水)

かんばら けんたさん

(車いすダンサー)

障がいを強みに変えたダンスパフォーマンス
「かわいそう」から「楽しそう」へ

かんばらけんたさん(車いすダンサー)

システムエンジニアの仕事をしながらダンスで活躍

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16年リオパラリンピック閉会式のステージで世界の注目を集めた車いすダンサー、かんばらけんたさん、32歳。
普段はシステムエンジニアとして働きながら、さまざまなイベントでダンスパフォーマンスを披露している。先天性の障がいで車いすユーザーであるかんばらさんは、障がいを強みに変えたダンスで独自の世界を表現する。

「ダンスを見てもらうことで驚きや感動を伝え、障がい者と健常者の距離を近づけたい」

かんばらさんのダンスは独特で魅惑的。音楽に合わせて前輪を上げたり回転したりしながら自由に踊る。そして、車いすの上でダイナミックに逆立ちする大技や、車いすの上に乗ってクルクルと回転する“ろくろ技”など、自ら考えた多彩な技で観客を沸かせる。

「誰も見たことがないダンスを追究したいから、もっと自分のダンスを磨いていきたい」と笑顔で語る。目標は2020年の東京パラリンピックでダンスパフォーマンスを披露すること。彼のダンスはまだまだ進化する。

かんばらけんたさん(車いすダンサー)

誰も見たことのないダンスを追究

かんばらけんたさん(車いすダンサー)

車いすに乗って回転する“ろくろ技”

車いすダンサー かんばらけんた
1986年3月12日生まれ 32歳 兵庫県出身
先天性の二分脊椎症で車いすユーザー
システムエンジニアの仕事をしながら2年前からダンサーとして活躍
リオパラリンピック閉会式にダンサーとして出演
舞台やイベントなどでパフォーマンスを披露、幅広く活動している

3月14日(水)

三澤拓選手

(アルペンスキー)

人生は「出来るか、出来ないか」ではなく、「やるか!やらないか!」

三澤拓選手(アルペンスキー)

アスペンスキー三澤選手

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いよいよ開幕した平昌パラリンピック。メダルが期待されるのが、「片足のスキーヤー」男子アルペン立位の三澤拓(30)選手が登場。
「片足でスキーしているだけで、ほめてもらいたくない。もっと、スキー技術の高さを見てもらいたい」と話す。
トリノ、バンクーバー、ソチパラリンピック3大会連続出場し、今回の平昌ではメダルを期待されている。しかし、昨年末、ワールドカップに出場した際、アイスバーンで激しく転倒してしまう。切断した左足の付け根を骨折する怪我を負い、平昌パラリンピックの出場が危ぶまれたが…
スキーを履く右足も体も元気で、何よりも、これまでやってきたことを簡単に諦めることなどできないと、すぐにトレーニングを再開する。三澤選手のモットーは、「できるかできないかではなく、やるかやらないか」。何があろうとも、「やる」と決めた三澤選手の「その先の自分」とは?

三澤拓選手(アルペンスキー)

練習中の三澤選手

三澤拓選手(アルペンスキー)

ジムでトレーニング

三澤拓(ミサワヒラク)
1987年生まれ、長野県松本市出身。
6歳の時に、交通事故で左足をひざ上から切断。
小2で障害者スキーを始め、中3で全日本障害者アルペンスキーチームに選出。高3の時に挑んだトリノパラリンピックでは回転で5位入賞。トリノ、バンクーバー、ソチパラリンピック3大会連続出場。
2018年平昌パラリンピックでは初のメダルを狙う。

3月7日(水)

阿部友里香選手

(クロスカントリースキー/バイアスロン)

復興への思いを込めて駆ける

阿部友里香選手(クロスカントリースキー/バイアスロン)

クロスカントリースキー阿部友里香選手

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平昌パラリンピックにクロスカントリースキーとバイアスロンの2種目で出場する阿部友里香選手。
出身は岩手県山田町、2011年の東日本大震災で家が流されてしまった。
家族は無事だったが、友達のご家族など犠牲になった人も大勢いると言う。
「未だに仮設住宅に住んでいる方も大勢いるんです、そういうのを見るとまだまだ完全に復興してないんだというのを感じますね」
震災から7年後の今年3月11日は平昌パラリンピックの為、韓国で迎える。
「メダルを取ったり、いい結果が出た時、地元の皆さんや大勢の人が笑顔で喜んでくれるんです。だから、私たちが頑張ってる姿を見てもらえて、もう少しやってみるかと思ってもらえたら嬉しいです。その為にも、万全な状態で臨めるようにしていきたいと思っています。」
と力強く語ってくれた阿部選手だった。

阿部友里香選手(クロスカントリースキー/バイアスロン)

JISSでの測定

阿部友里香選手(クロスカントリースキー/バイアスロン)

バイアスロン

阿部友里香(アベユリカ)
1995年10月7日生まれ 22才
日立ソリューションズ 所属
出産時の事故で左腕の神経を損傷し麻痺が残る。
ソチパラリンピック クロスカントリースキー・クラシカルで8位入賞
2016年ワールドカップ フィンランド大会、クロスカントリー・スプリント・クラシカルでは金メダルを獲得