PARA☆DO! 〜その先の自分（ヒーロー）へ〜

池崎大輔選手

(ウィルチェアーラグビー)

ウィルチェアラグビー日本代表の池崎大輔選手。
高校生の時に車いすバスケットボールを始めるも、手足などの末梢神経がマヒする難病が進行し、ウィルチェアラグビーへの転向を決断しました。
持ち前の素早いチェアワークとトレーニングで培った強力なパワーを武器に、
日本代表最強のポイントゲッターとなった池崎選手。
そんな池崎選手にとって一番の癒される瞬間は家族と過ごす時間。
普段遠征などで会えないぶん、娘のななちゃんと息子の一（はじめ）君の前ではアスリートの顔から父親の顔へと変わります。
愛する家族の声援を受け、まもなく始まるリオパラリンピックへ向かう池崎大輔。
車いすの格闘技と呼ばれ、パラリンピック競技随一の激しいコンタクトプレーで知られるウィルチェアラグビーの迫力をご覧ください。

笹島貴明選手

(車いすフェンシング)

2020年の東京パラリンピック出場を目指す、車いすフェンシングの新星、笹島貴明選手。
２年前、趣味のスノーボードで脊髄を損傷し、その後様々なパラ競技を体験する中で、半年前の車いすフェンシングとの出会いが、彼の人生を一変させました。車いすフェンシングは、剣さばきの技術とスピードが重要なポイントとなる、まさに一瞬が勝負を決める激しい競技です。笹島選手は現在、情報通信の会社で働きながら、練習場に通い、日々厳しい練習を重ねています。そんな前向きな若き「騎士」にご注目ください。

鹿沼由理恵選手

(パラサイクル タンデム)

自転車・視覚障害クラスで世界一を目指す女子アスリート・鹿沼由理恵選手が登場。
生まれつき視野が狭い弱視という障害を持ちながらクロスカントリースキーでバンクーバーパラリンピックに出場した彼女ですが、けがの影響で競技転向を決意しました。
普段は会社で働きながら、毎日トレーニングを行うなど努力を絶やさない鹿沼選手。
そのストイックさは現役競輪選手でありパートナーの田中まい選手も舌を巻くほど・・・。
タンデム自転車に乗り、２人息を合わせ時速６０キロ以上のスピードでバンクを駆け抜けタイムを競うパラサイクリングの魅力、そして鹿沼選手が理想とするアスリート像にご注目ください。

川村怜選手

(ブラインドサッカー)

ブラインドサッカー、日本代表のエース・川村怜(かわむらりょう)選手。
皆さんは『ブラインドサッカー』がどんな競技かご存知ですか？
ブラインドサッカーは、全盲クラスの視覚障がい者達が行う5人制のフットサルです。アイマスクを装着したフィールドプレイヤーと晴眼者あるいは弱視者がゴールキーパーを務めます。
一番、特徴的なのは、転がると音が出る特別なボール。
選手達はそのボールの『音』と、ゴールの位置と距離、角度などを伝える「ガイド」と呼ばれるスタッフや監督の『声』を頼りにプレーします。

川村選手は5歳の頃に、目の病気にかかり徐々に視力を失い、2013年には全盲と診断されました。職場となるアクサ生命保険では、社員向けのマッサージなどで"癒し"を与える存在ですが、いざ、グランドにでると、その表情はアスリートの顔へと一変します。

目の見えない状態でプレーしていると、サッカーの技術的な難しさもさることながら、時には選手や壁に激しくぶつかることもあります。
しかし、川村選手はその恐怖心は乗り越えたと語りました。そして「それよりも、サッカーが自分を成長させてくれて、何よりも楽しい」と。
今年2月には、2020年の東京オリンピックに向けた新チームのキャプテンをまかされたエースは、自らのゴール感覚に磨きをかけるために日々練習に励んでいます。そんな川村選手のサッカーに賭ける想いが明かされます。お楽しみに!!