
『最後の鑑定人』第8話あらすじ
高倉柊子(白石麻衣)は、研究員として土門誠(藤木直人)の力になろうとDNA鑑定の練習に励んでいた。しかしミスを連発し、土門からは「科学者に必要な繊細さに欠けている」とあきれられてしまう。心ない一言にいつになく落ち込んでしまった高倉は、鑑定所を辞めて実家に戻ることを考える…。


そんな中、相田直樹(迫田孝也)が藤澤薫子(白石美帆)、西脇康文(竹財輝之助)と共に土門鑑定所にやってくる。薫子・康文兄妹の父で『西脇化研』の社長・西脇清蔵(高桑満)が亡くなり、顧問弁護士をしていた相田は清蔵の遺言書を確認した。しかし遺言書は2通存在し、1通は薫子、もう1通は康文へ全株式を移譲するとあった。真逆のことが書かれていたため、相田は遺言書の真偽を鑑定してほしいと土門に依頼する。


高倉は遺言書の筆跡鑑定に必要なサンプルを求めて西脇家を訪れる。清蔵が使っていた書斎のデスクから便箋や万年筆、インク、ノート、そしてボロボロになった写真を借りることに。高倉が集めたノートやインクをもとに、土門は筆跡鑑定と写真修復にとりかかる。便箋も気になる高倉は、土門に筆圧痕の鑑定も提案するが「遺言書の筆跡鑑定には不要」と一蹴されてしまう。
数日後、遺言書はどちらも本物という鑑定結果が出た。2通の遺言書は無効となり遺産は兄妹で均等に分け合うことになるため、薫子と康文は険悪ムードに。そんな兄妹の前に清蔵の娘だと名乗る春日由紀(松岡里英)が現れ、状況はさらに複雑になり…。