

7月9日(水)22時よりスタートする新水10ドラマ『最後の鑑定人』の放送が決定した。同作は、かつて科捜研のエースとして活躍し“最後の鑑定人”と呼ばれていた主人公が、科学的アプローチを駆使して難事件を解決に導いていくサイエンス×ミステリー作品。『永遠についての証明』で2018年に第9回野性時代フロンティア文学賞(現「小説
野性時代
新人賞」)を受賞した小説家・岩井圭也の同名小説が原作となる。主演を務めるのは、ドラマ、バラエティー、アーティスト活動など幅広く活躍し、最近は長寿番組『朝だ!生です旅サラダ』(1997年~、ABC)の新MCに抜てきされたばかりの藤木直人。大役抜てき&俳優デビュー30周年を迎えるメモリアルイヤーに、フジ連ドラ単独初主演を果たす(※)。さらに、藤木とはドラマ初共演となる白石麻衣の出演も決定!藤木演じる主人公の鑑定所で働き、人のウソを見抜くのが得意な“変人”研究員として、共に難事件に挑む。孤高で人に興味がない奇人鑑定人ד変人”研究員というクセ強な男女バディが、難事件解決へのラストピースを科学捜査の視点から探していく今作。単なるミステリー作品の枠には収まらない、濃厚サイエンス×ミステリー作品にご期待いただきたい!
※『愛し君へ』(2004年、フジテレビ系)は菅野美穂とのW主演
事件の痕跡を元に、敏腕鑑定人が科学的アプローチを駆使して難事件の真相を暴いていく本格サイエンス×ミステリー作『最後の鑑定人』。かつて科捜研のエースだった土門誠(どもん・まこと/藤木直人)は、その鑑定技術の高さから「彼に鑑定できない証拠物なら、他の誰にも鑑定できない」と言わしめ、科学捜査最後の砦として“最後の鑑定人”との異名を持つ凄腕鑑定人。しかし、ある事件をきっかけに科捜研をやめ、現在は自ら開設した土門鑑定所を営んでいる。有能ではあるものの、人に興味が全くなく合理的、時には依頼人にも心ない言動で不快にさせてしまうことがたまにキズだった…。一方、クセ強な奇人・土門を研究員として支える高倉柊子(たかくら・しゅうこ/白石麻衣)は、心理学の専門家で嘘を見抜くことが得意。鑑定所に訪れる依頼人の嘘を見抜こうとする“変人”で、物怖じしない性格から土門とも言い合いになることも…。そんな奇人鑑定人ד変人”研究員のクセ強バディの元には、捜査に行き詰まった警察関係者や司法関係者から科学捜査の依頼が舞い込んでくる。土門と高倉は科学的アプローチを武器に、事件現場に残された小さな痕跡から事件の証拠を暴き出すと共に犯人の嘘を見破り、真実に光を当てていく。事件の意外な真相にぼうぜんとしてしまう関係者たち。しかし誰よりも科学と向き合い科学の力を信じる土門は、「嘘をつくのは、いつだって人間です」と言い放つのだった…。
今作は岩井圭也の同名小説を映像化。著者自身が農学部出身でカビやバクテリアなど微生物の研究をしていた“科学者”であり、そんな岩井だからこそ描ける科学捜査の醍醐味やリアリティーが細部にまで散りばめられている。さらに、不可解な事件を解明することによって人間の暗部や悲しき真実があらわになるなど、ヒューマンドラマの側面も持ち併せるストーリーが特徴だ。重厚な世界観を紡ぐ岩井は、このたびのドラマ化にあたり「鑑定の現場で日々奮闘している方々を心から尊敬しています。そのリスペクトを託したのが、“最後の鑑定人”こと土門誠という人物です。このドラマをきっかけに、一人でも多くの方が科学鑑定への興味を持ってくださったら、原作者としてうれしく思います」とコメントを寄せた。
元科捜研のエースとして活躍していた主人公と、人のウソを見抜くことができる研究員が、事件のわずかな痕跡を元に真実を暴き出す今作。科学的アプローチを用いた捜査が作品の肝となっているが、第1話から驚きの科学捜査が続々登場!
ある日、海から引き上げられた水没車から正体不明の白骨遺体が発見された。わずかな情報から12年前に起きた未解決の強盗殺人事件の容疑者が浮上するも、手掛かりはゼロ。難解過ぎる事件を依頼された土門だったが、まずは発見された白骨遺体のデータから人物を特定しようと試みる。さらに引き上げられた水没車を確認すると、ある部分が気になり…。解決不可能に近い状況から科学警察研究所の協力も得ながら遺体の正体と事件の真相を暴き出す。
藤木演じる主人公・土門誠は、元科捜研のエースで卓越した鑑定技術の持ち主。「土門に鑑定できないなら、他の誰にも鑑定できない」とまで言わしめ、科捜研最後の砦として“最後の鑑定人”と呼ばれていた。しかし、ある事件をきっかけに科捜研を退職。現在は自ら民間鑑定所を設立し、警察や弁護士などから鑑定依頼を受けて捜査に協力している。あらゆる科学的アプローチを用いて些細な痕跡から事件の真実を暴き出す高度な鑑定技術を持つ一方、無駄な世間話を好まず無愛想で人に興味なし。徹底した合理主義者で、時には空気を読まない物言いで接する者を不快にさせてしまう奇人。科捜研をやめるきっかけになった“ある事件”を機に、さらに科学と向き合っていくことになる。
俳優デビュー30周年を迎えメモリアルイヤーとなる藤木は、大学在学中に映画『花より男子』(1995年)の花沢類役に抜擢され俳優デビュー。連続テレビ小説『あすか』(1999年、NHK)や『GTO』(1998年、フジテレビ系)などで着実に知名度を上げていくと、『ナースのお仕事3』(2000年、フジテレビ系)では高杉健太郎役を好演し注目を集めた。その後も『高校教師』(2003年、TBS系)、『ギャルサー』(2006年、日本テレビ系)、『プロポーズ大作戦』(2007年、フジテレビ系)など多くの話題作へ出演。2008年には初舞台も踏み、活動の幅を広げたほか、役者活動と並行して行っていた音楽活動でも精力的に活動。武道館での単独ライブも成功させている。近年は『パパとなっちゃんのお弁当』(2023年、日本テレビ系)、『D&D~医者と刑事の捜査線~』(2024年、テレビ東京系)などに出演。今作でフジ連ドラ単独初主演&初の鑑定人役&バディとなる白石麻衣とはドラマ初共演。
高倉柊子(たかくら・しゅうこ)は、土門鑑定所の事務員も兼任する研究員。学生時代は心理学系の研究室でポリグラフ検査の研究をしており、一時は科捜研を目指すも試験に落ちて挫折。研究補助員として土門が関わる事件に派遣された際、能力を買われて土門鑑定所で働くことになった。心理学の道に進みたいと考えていて土門鑑定所では腰掛けくらいの気持ちで働いており、あわよくば転職しようと考えている。人が嘘をつく行動原理に興味があるため、日頃から人の嘘を見抜くクセがあり、鑑定所に訪れた依頼人にわざと不味いハーブティーを出して反応をうかがう変人。せっかちで物怖じしない性格から土門に楯突くことも多い。
『オクラ~迷宮入り事件捜査~』(2024年、フジテレビ系)以来のフジ連ドラ出演となる白石は、『ミステリと言う勿れ』(2022年、フジテレビ系)、『風間公親-教場0-』(2023年、フジテレビ系)、『恋する警護24時』(2024年、テレビ朝日系)に出演し、刑事、弁護士などさまざまな役を器用に演じ分け好演。さらに、映画『聖☆おにいさん
THE MOVIE~ホーリーメン VS
悪魔軍団~』(2024年)、映画『アンダーニンジャ』(2025年)などの人気映画作品への出演が立て続くほか、『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)では“ゴチ”企画のレギュラーメンバーとして活躍するなど、俳優業以外にもバラエティー番組、CM、モデルなど活躍は多岐に渡る。今作でドラマ初共演となる藤木直人と初バディを組む。
驚きの科学捜査で事件を解決へと導いていく本格サイエンス×ミステリー作品『最後の鑑定人』。人に興味がない無愛想な天才鑑定人×人のウソを見抜く“変人”研究員というクセ強なニューコンビが今夏誕生!解明不能な迷宮入り事件に隠された秘密を、科学の力を武器に暴く鑑定人たちの姿をお見逃しなく!
「初めて『最後の鑑定人』の原作を読ませていただいた時、“科学鑑定”という未知の世界にあっという間に惹き込まれました。さらに、嘘をつく人間に興味はなく、信じられるのは科学のみ、という土門誠のキャラクターの魅力、そして物語一つ一つの事件と科学捜査が導く真実に驚きの連続で、ぜひこの小説をドラマ化したい!と思いました。原作者の岩井圭也さんともお会いさせていただき、岩井さんご自身が“科学者”だからこそ描ける科学の面白さを改めて感じました。
主人公・土門誠は、人に興味がなくてとっつきにくい、誰もが認める凄腕鑑定人ですが、過去に十字架を背負っている、というミステリアスさがあります。土門役で真っ先に思い浮かんだのが藤木直人さんで、豊かな表情の中に魅せる奥深い表情と確かな演技力が、過去に影をまといつつも目の前の科学鑑定に向き合う土門にまさにピッタリで、すぐにオファーさせていただきました。実際に撮影が始まってからは土門誠を演じる藤木さんを見て、目の前にあの土門がいる!とビビッと感じましたし、これからどんな土門が見られるのか、今後の撮影がさらに楽しみになりました。
土門のバディである研究員の高倉柊子は、ドラマにおける視聴者の皆様の目線になります。クセ強の土門に振り回されながらも、自分の道を探していく高倉役は、強さと優しさ、両面の表現力がとても魅力的な白石麻衣さんにオファーさせていただきました。高倉は自分でブレンドした特製ハーブ水を依頼客に飲ませるという面白い一面もあり、白石さん×科学というこれまでにない一面が見られると思いますので、ぜひご期待ください。
土門と高倉コンビがどんどんクセになってくる、この二人の“科学”反応をぜひ楽しみに見ていただきたいと思っています。今年の夏はサイエンスミステリー『最後の鑑定人』をぜひご覧ください!」
「みなさんは、“科学鑑定”と聞いて何を思うでしょうか?
“よくわからない”“難しそう”“自分とは縁のない話”…そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし科学鑑定で扱うのは、誰にとっても身近なものばかりです。ドアノブに触れれば、指紋や掌紋が残ります。雨でぬかるんだ道を歩けば、足跡が刻まれます。普通に生活しているだけで、毛髪は抜け落ちます。人がこの世に残すあらゆる痕跡が、鑑定の対象となるのです。
私自身はただの小説家であり、科学鑑定について偉そうに語る資格はありません。しかしながら、鑑定の現場で日々奮闘している方々を心から尊敬しています。そのリスペクトを託したのが、“最後の鑑定人”こと土門誠という人物です。
このドラマをきっかけに、一人でも多くの方が科学鑑定への興味を持ってくださったら、原作者としてうれしく思います」
他