

『最後の鑑定人』では、このたび民間の鑑定所を営む凄腕鑑定人の主人公•土門誠(藤木直人)、鑑定所の研究員•高倉柊子(白石麻衣)というクセ強な男女バディを取り巻く新たなキャラクターの情報を解禁!さまざまな作品で印象深い役どころを巧みに演じる技巧派俳優・迫田孝也をはじめ、現在放送中の連続テレビ小説『あんぱん』(NHK)で好演を見せる中沢元紀が決定した。さらに名バイプレイヤー的活躍を見せる俳優・阿部亮平、独特な存在感で作品に華を添える栗原類の出演も決まるなど個性派が集結することに。確かな演技で魅せる俳優陣はどんな役柄で登場し、土門たちとどのような関係になっていくのか!?個性的なキャラクターたちにもご注目いただきたい!
迫田孝也演じる相田直樹(あいだ・なおき)は、土門に科学鑑定を初めて依頼する弁護士。優しくて人当たりがよく、弁護依頼をどんどん受けてしまいがち。信頼する先輩弁護士に勧められて土門鑑定所を訪れ、それ以降ことあるごとに鑑定協力を頼むようになる。クセのある土門に圧倒されるも、現場に同行するなど事件の真相に近づいていく土門を信用している。
迫田は大学卒業後に上京すると、劇団STRAYDOGに所属し演技の経験を積む。映画『ザ・マジックアワー』(2008年)のオーディションで同作の脚本・監督を務めた三谷幸喜の目にとまり、それ以降は三谷作品に多く起用される。その後も作品ジャンルや役柄問わずドラマ、映画、舞台への出演が続き、近年は『全領域異常解決室』(2024年、フジテレビ系)、『御上先生』(2025年、TBS系)などの話題作で印象深い役を器用にこなす名バイプレイヤーとして知名度を着実に上げている。主演の藤木とは舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』(2023年)以来の共演。
中沢は捜査⼀課のやる気溢(あふ)れる刑事・都丸勇人(とまる・ゆうと)を演じる。刑事に憧れ神奈川県警に入庁した若手で、上司の三浦に土門と捜査現場の橋渡し役を命じられる。土門のとっつきにくく何を考えているのかわからない様子に翻弄されイライラしつつも、依頼を引き受けてもらえるよう説得する。
中沢は『ナンバMG5』(2022年、フジテレビ系)で連続ドラマ初出演を果たすと、翌年には『沈黙の艦隊』(2023年)で映画初出演。その後も『下剋上球児』(2023年、TBS系)、『366日』(2024年、フジテレビ系)、『ひだまりが聴こえる』(2024年、テレビ東京系)などに出演。現在放送中の連続テレビ小説『あんぱん』では柳井千尋役を好演し、“国民の弟”と話題になっている。今作で多くのシーンを共にする藤木、白石とはそれぞれ初共演。
阿部演じる三浦耕太郎(みうら・こうたろう)は、都丸と同じく捜査一課に所属する係長。科捜研で活躍していたころの土門を知る人物で、土門の鑑定技術に絶大な信頼を置く。部下の都丸に土門を紹介し、科学捜査を依頼させる。
俳優デビュー直後からVシネマをはじめ映画、テレビドラマなど幅広く活動する阿部。『WATER BOYS2』(2004年、フジテレビ系)のオーディションに合格し、連続ドラマ初レギュラーを獲得。Vシネマでは極道作品に多数出演するほか、映画『クローズZERO II』(2009年)、映画『HiGH&LOW THE MOVIE』シリーズ(2016年ほか)などで爪痕を残すと、こわもて役を得意とする個性派俳優としての地位を確立。近年では『ギークス~警察署の変人たち~』(2024年、フジテレビ系)、『海に眠るダイヤモンド』(2024年、TBS系)などに出演し、振れ幅広くさまざまな役柄を演じている。
栗原は科警研(科学警察研究所)に所属する嵐山信幸(あらしやま・のぶゆき)役に決定。嵐山は科警研の法科学部副部長・尾藤宏香(びとう・ひろか)の助手。ちゅうちょ無く慣例外の鑑定協力を依頼してくる土門を不快に感じている。
『MEN'S NON-NO』や『POPEYE』など男性ファッション誌でモデルとして活躍。バラエティー番組『アウト×デラックス』(フジテレビ系)などへの出演がきっかけとなり、ネガティブ発言の多い“ネガティブモデル”として世間の知名度を高める。『よく眠れる森のレストラン アナタのココロをおもてなし』(2012年、NHK BSプレミアム)でドラマ初出演を果たすと、『彼岸島』(2013年ほか、毎日放送)、映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』(2023年)などに出演し存在感を示す。フジ連ドラは『ルパンの娘 シリーズ2』(2020年)以来5年ぶりの出演となり、藤木とは初共演を果たす。
7月9日(水)の放送スタートに向けて着々と撮影が進む今作の現場に、原作を手がける岩井圭也が訪問!『土門鑑定所』のセットが立つスタジオを訪れ、藤木や白石らが演じる姿を間近で見学した。さらに、撮影の合間にはキャストやスタッフらと談笑する姿も見られ、撮影現場を盛り上げた。
自ら作り上げた土門と高倉に“初対面”した岩井は「藤木さんと白石さんに直接お会いすることができて、ビックリです…!実際に現場で演じている姿も見させていただき、“こうだったらいいな”という自分のイメージ以上の形で演じていてだいているなと感じました。専門用語などのせりふが多く、すごく難しい部分もあると思うのですが、お二人は本当にうまくご自身の言葉のように話されていて“土門と高倉が生きてる!”と感動してしまいました」と明かした。
また、藤木の“土門っぷり”に関しては「原作と同じくベージュのジャケットを着ていただいて、すごく似合っておりました。原作に“忠実”というよりは“(土門という男のイメージは)こうだったんだ”と私自身が気付かされた感覚です」と、藤木の演技や作品の演出を絶賛。そして「小説を書くというのはとても孤独な作業で、部屋に一人閉じこもって何十時間と書いて世に出るもの。それがドラマになると、多くの方々の力を通して映像になっていくことはすごく感動的です。小説と映像は媒体こそ違えど、同じく魂が宿っているのだと感じました。原作者としても視聴者としても楽しめてしまう、大変お得な体験をさせていただいているので放送が楽しみです!」とメッセージを送ってくれた。