フジテレビと有料放送のWOWOWが連携し、ドキュメンタリー番組を共同制作した。ドキュメンタリーのテーマは「ラーメン」。フジは北海道でバスを 走らせ、塩ラーメンを販売している夫婦を取材。WOWOWは都内でフレンチレストランシェフからラーメン店店主に転身した外国人を取材した。 番組にはルールがあり、1相手が取材した素材を10分以上使用。放送まで、相手の作品は見ない。
両局のプロデューサーは「苦しい」「大変だ」という。その訳は、フジテレビの「ザ・ノンフィクション」は人情など人間関係を描く番組、WOWOWの「ノンフィクションW」は検証・分析の番組、目的が違うテーマで撮影されたものを使って番組を制作しなければならないから。フジの味谷プロデューサーは「新しいものができるんじゃないかという期待感で作っている」と語る。 フジテレビは16日の午後2時から、WOWOWは17日の午後10時からそれぞれ放送する。
4月下旬におこなわれた政府の事業仕分け第2弾・前半戦。前回の第1弾に続き、インターネット動画サイトで生中継が実施された。しかし前回と違うのは、民間の5サイトが動画配信を行ったこと。 会場には各局のテレビカメラの他に動画配信用のデジタルカメラが複数並び、カメラアングルを切り替え、テレビ放送さながらの臨場感溢れる映像を配信した。 また配信画面にはツイッターも連動表示され、視聴者同士が議論を展開。
会場を訪れていたメディアジャーナリストの津田氏は「リアルタイムでネット生中継を見ながら国民が議論するのは健全な状況」と語った。 コメンテーターの稲増氏は「ネットでの生中継で、イベントの全体像が公開されるのは非常に良いこと。政府・行政も上手に利用すべきだ」と語った。