2019.09.12更新
9月12日(木)19時54分からフジテレビ系で放送される『奇跡体験!アンビリバボー』は、1700万円の大金が入ったバッグと共に失踪した銀行員と、無実を信じ続けた家族の壮絶人生を放送する。
1970年代後半、7月。この日、とある銀行に勤めるひとりの行員、牧野茂の行方がわからなくなった。取引先の集金を行う”外回り”を担当していたのだが、予定時刻を過ぎても帰社してこない。
その後、彼が乗っていた社用車が外回り先のA社の駐車場で見つかるも、車内に人影はない。心配した行員たちはA社を捜索したが、牧野の姿はどこにも見当たらず…。
この頃、会社員が従業員の給料を持ち逃げするという事件が頻発し、世間を騒がせていた。牧野はこの日計7社を回り、多額の現金と小切手を集金する予定だった。行員たちの頭の中には“牧野が大金を持ち逃げした可能性”がよぎったが、ひとまず警察には届けず様子を見守ることに。
だが、夫が戻ってこないことを心配した牧野の妻が警察に捜索を依頼。警察は事故として捜査を開始する。
捜査を進めていた警察は牧野に関する重要な目撃証言を得る。その証言とは「牧野が鞄を持ちバスに乗っていた」という内容で、これにより警察は“持ち逃げ”事件として捜査方針を変更。さらに、警察は牧野の家族も“持ち逃げ”に関与している可能性を視野に入れる。
牧野がいなくなって5日後、失踪事件のことが新聞で取り上げられる。警察だけでなくマスコミも“持ち逃げ説”を有力として大々的に報じ、たちまち“持ち逃げした行員を見た”という多くの目撃者が現れる。
持ち逃げの汚名を着せられた家族には、世間から厳しい仕打ちが待ち受ける。マイホームを購入し夫婦と息子2人のどこにでもある幸せな家族の生活は、しだいに壊れ始めていく…。
しかし、ある日突然この事件は衝撃の展開を迎えることになる。
牧野が失踪してから5年以上が経過したある日、牧野が最後に訪れたA社のビルで15年ぶりに地下の重油タンクの清掃が行われた。すると、その中から遺体が見つかる。遺体は…牧野だった。
番組では牧野自身に起きた真相、事件によって人生を大きく狂わされた家族たちの人生に迫っていく。
人々が“情報”に惑わされ、踊らされたことで、その人生を大きく狂わされた家族たちの実話を通し、情報社会で生きる責任を考える。
掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。