2019.07.02更新
西畑大吾
木村拓哉が、見たこともないほど冷徹な役どころを演じると話題のフジテレビ開局60周年記念特別企画『教場』。
このたび、木村演じるカリスマ教官・風間が立つ教場(=警察学校教室)、通称“風間教場”に集う生徒役として、西畑大吾(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)の出演が決定した。
西畑が演じるのは、樫村卓実(かしむら・たくみ)。厳しい規律の中、携帯電話すら使用できない警察学校に、どんなものでも持ち込んでしまう“調達屋”として、生徒にあらゆるモノを提供する。
2011年に、14歳でジャニーズ事務所に入所した西畑は、2014年『ごちそうさん』、2016年『あさが来た』と2作の連続テレビ小説に出演。アイドルとしてだけでなく、演技でも高い評価を得ている。2018年に、関西ジャニーズJr.内ユニット・なにわ男子のメンバーに選ばれ、ユニットとしても活動中だ。
Q.『教場』出演についての思いを聞かせて下さい。
マネージャーよりドラマが決まったという事を聞いて、うれしい気持ちでいたのですが、主演が木村拓哉さんだと聞いて「マジか」という驚きが大きかったです。
まさか、まだ22歳の関西ジャニーズJr.なのに、木村さんと共演させていただけると思っていなかったので、ドキドキワクワクがすごくありました。それと同時に僕で大丈夫なのかなという不安もありました。ドラマに出させていただく事もそうですが、木村さんと共演させていただける事はすごく光栄だなと思っています。
Q.ご自身の役柄をどのように捉えていますか?
教官に見せている顔と、生徒に見せている顔と、もうひとつの顔がきっとあって、そういう多面性のある役だと思っています。基本的にはずる賢いですよね。あざとさもある。器用にうまいこと立ち回ることができる人物だと思います。
また “調達屋”はいろんな人からの信頼や信用がないとできない事だと思うので、そういう人間関係を短期間でつくる事もすごくうまい人なのではないかと思いました。僕は演じていく上で、ちょっとした“サイコパス感”があるなと思っているので、そういう部分をうまく演じられればと思っています。
Q.クランクイン前には厳しい訓練を行っていましたね。
役者として短期間にリアルに近づけるため、厳しい訓練をみんなで乗り切りました。常に緊張感がある訓練ではありましたが、撮影前にあの空気感が味わえたからこそこのドラマを通じて何か伝える事ができるのではないかと思いました。
また、国を守ってくださっている警察官の方々に対する思いは変わりました。こんな苦しい訓練を経て警察官になられていると思うと、改めてすごい方々なのだなと尊敬してしまいます。
Q.木村拓哉さんとの共演について
木村さんとは、訓練の時からご一緒させていただいたのですが、最初は正直めちゃくちゃ怖かったです(笑)。でも訓練のあの空気感を作って下さったのは紛れもなく木村さんで、あの緊張感があったからこそ今の現場があると思っています。
撮影現場では実はとても優しい方なんです。撮影以外ではいろいろな事をお話して下さいますし、常に気にかけて下さっているなと実感しています。何と言っても木村さんは格好いいです(笑)。あんな風になれたらいいなと思います。大先輩の背中を見ながら日々勉強させていただいています。
Q.木村さんとはどのようなお話をされましたか?
この作品の話以外だと同じ事務所なので、今の振付師さんの話やダンスなどの話をしました。木村さんから教えていただけることひとつひとつが深くて熱くて、その話を聞いているだけでうれしい気持ちになります。今回の現場でも、演技の相談に乗って下さる事もあってすごくありがたいなと思っています。
Q.中江功監督の印象はいかがですか?
いつも自由に演技をさせてくださいます。いろいろお話しをして樫村という役を一緒に作ってくださっていると実感します。僕は、樫村という役が作品の“スパイス”的な存在になればいいなと思っていて、それをどう表現していけば良いのかは、常に監督と相談をして進めています。
Q.楽しみにしている方々へメッセージをお願いします。
警察官の方への印象がすごく変わると思います。こんな厳しい学校に通って警察官になっているというリアルを感じてもらえる作品になっています。
僕が特に見てもらいたいのは、僕と同世代の新入社員の方々です。この作品を見て、何か感じとって欲しいなと思います。もちろん新入社員の方に限らず、とにかくたくさんの方々にも見てもらいたい作品です!
警察学校を通してですが、社会でも通じる様々な事を風間教官は教えてくれるので、それをしっかり見届けて欲しいなと思っています。
掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。