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2018.12.03更新

二見梓、春高バレーからビーチのヒロインへ!突然の引退、復帰への思いを語る

12月2日『S-PARK』

春高のヒロインがビーチバレーで目指すもの

12月2日放送の『S-PARK』は、ビーチバレーの二見梓(ふたみ・あずさ)選手に密着。春高バレーで注目を集めた二見選手が、インドアバレー引退、ビーチ転向、東京オリンピックに向けた思いなどを語りました。

再び動き出したバレーボール人生

将来について語る高校時代の二見選手

全日本バレーボール高校選手権。高校日本一決定戦、春の高校バレー。日本代表で活躍する多くの選手がこの大会から誕生しました。2009年、二見梓選手(大和南高校・神奈川県)は、高校1年生ながら180センチの長身を生かし攻守に渡って活躍しベストルーキー賞を受賞。その愛くるしいルックスも相まって“春高ヒロイン”として注目を集め大人気に。「将来は、全日本のシニアチームに選ばれて、世界大会やオリンピックで活躍できるような選手になりたいです」と、夢見ていました。

東レアローズ時代の二見選手

2013年、日本代表に初選出

高校卒業後の2011年、東レアローズに入団。1年目でリーグ優勝を果たし、2013年には日本代表選出と、誰もがうらやむ順風満帆なバレーボール生活。しかし「普通の女の子の生活がしたい」と、2015年5月に突然、現役引退を発表。「1年間普通に生活しているときは、もう楽しくて楽しくて。『ああ、これが普通の女子の暮らしなんだ』と思って」と本人が語る通り、バレーボールしか知らない人生には、区切りをつけたはずでした。

そんな二見選手のバレーボール人生が再び動き始めたのは、東京オリンピックの開催が決まったとき。「決まったけど、うれしくない。東京オリンピックがきたときに、私はここで普通にOLで働いていて、素直に日本選手団を応援できないなって」と感じ、二見選手は再び戦いの地に戻ることを決意します。ただし、その舞台は…砂に足を取られ、さらに選手交代も無いビーチバレーボールでした。

経験豊富な長谷川暁子選手とペアを組み、二見選手は徹底的な肉体改造に取り組みます。100キロ以上のバーベルを抱えてスクワット。その結果、約10キロの増量に成功。180センチの高さに加え、新たに身につけたパワーを生かしたバレーを武器に、本格的に始めて1年足らずで、2017年の国内開幕戦でいきなりの優勝。ワールドツアーアガディール大会で準優勝するなど、国際大会でも結果を残し始めました。

「オリンピックは、出るだけだったらきっと負けますね。世界は強いので」と語る二見選手。ビーチバレーボールの歴史において、日本人が五輪で表彰台にのぼったことは、まだありません。「世界大会やオリンピックで活躍できるような選手になりたいです」――春高で誕生したヒロインは、あのときの思いを今も抱きながら、小麦色に焼けた肌を輝かせ、日本ビーチバレー史に残るヒロインへと変わろうとしています。「夢は、素敵なお嫁さん」と言ったあとに「『オリンピックの表彰台です』。こうですよね、普通。あははは」と、ニッコリ。二見選手は、笑顔を忘れずに2020年を目指します。

番組情報

『S-PARK』
<放送>
毎週土曜 24時35分~25時15分
毎週日曜 23時15分~24時30分
<キャスター>
宮司愛海(フジテレビアナウンサー)
中村光宏(フジテレビアナウンサー)
鈴木唯(フジテレビアナウンサー)
黒瀬翔生(フジテレビアナウンサー)

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。