2018.02.23更新
毎年35000人を超えるランナーが出場する大規模祭典となった「東京マラソン」。日本のトップランナーたちが真剣勝負を繰り広げる中、多くの市民ランナーもそれぞれの思いを自らの走りに乗せ挑みます! 朝の情報番組『ノンストップ!』などで活躍中のタレントのハリー杉山さんが初のフルマラソンに挑戦。元々走ることは好きだったという彼が、なぜ今42.195キロを制覇しようとしたのか話を聞きました。
「1964年にジャーナリストの父(ヘンリー・S・ストークス氏)が来日し、東京五輪を世界に伝えた記事を見てきました。私にとって父は憧れでもあり、絶対的な存在ですから、2020年の東京五輪は最前線で伝えてみたいという目標があります。でも伝える以上は説得力が必要で、アスリートになれなくても、アスリートが日々どういうことを考えているのか肌で感じたかった。その真骨頂がフルマラソンだったんです」
「自分の体は丈夫だし、42.195キロ走るのは試練でも、根性でできると思っていたのですが、予想外のことばかり起きました。腸脛靱帯炎(いわゆるランナー膝)になってしまい、大事な1月に3週間走れなかったんです。猛烈に腫れて、立てないくらいになっていました。でも、本番に向けて休まなくてはいけないのに、まだ行ける!って練習を重ねてしまい、色々な体のパーツが悲鳴をあげました。日々のケアに専念するしかなくて『ノンストップ!』のリハーサル中や控え室でもストレッチやアイシング、低周波治療器も使っていました。まだ治っていないので、走るトレーニングは、前日に軽くジョギングする程度しかできないと思います。本番1発勝負です!」
「父に向けたメッセージが大きいと思います。4年ほど前に難病を発症して、去年から介護施設にお世話になっています。筋肉が固まらないように、ランニングを通して学んだマッサージを彼にしてみたり、サポートして歩かせたり、スケジュールが許す限り会いに行っています。僕のイギリス側の家族は、受けた人は全員この200年オックスフォードやケンブリッジ大学に受かっています。僕が初めて落ちてしまって(笑)。一族の汚点と思われるコンプレックスも大きかったですし、父に認めてもらいたいという思いも強いです。今難病と闘っている父に元気、勇気を与えたい、そして何より自分の息子を誇ってほしいと思っています。当日、体調が良ければ沿道で応援してくれるかもしれないので、期待しています」
ハリーさんは、けがをする前、週3回のランニングはもちろん、食事管理、体幹トレーニング、アミノ酸を取るなど、ランニングの専属トレーニングコーチを見つけて準備してきたそうです。目標タイムの3時間半に向けて、途中で痛みが出るかもしれない、何が起きてもおかしくない状況ですが、自分の気持ちを奮い立たせて頑張ります!と語ってくれました。
「もちろん、日頃私を育ててくれている『ノンストップ!』のチーム、特にMCの設楽統さんや3月で番組を卒業する山﨑アナにも恩返ししたいという思いもあります!」
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