|
去年の10月23日。新潟県の中越地方を襲った突然の大地震。マグニチュード6.8。最大、震度7を観測したこの大地震で40人が命を落とし、多くの人が住む家を失いました。
あれから3ヶ月。被災した人たちと暮らしていたわんこは一体、どうしているのか?取材先で出会った一匹の被災わんこのその後を追いました。
 |
そのわんこと出会ったのは地震から2日後の小千谷市総合体育館。
名前は「コロ」。家族と一緒にこの体育館に避難して来たわんこでした。
間野龍さん「ヘリコプターでこっちに来なきゃいけないっていう話だったんで、そのヘリコプターが犬とかを乗せられないっていう話で、だから最初は家に置いてきたんですけれども、ずっとあんな所にいさせるのも可哀想だし、コロから離れるのも辛いし…もとの生活に早く戻りたいです」
|
大勢の人が集まる避難所にやって来てからはご主人と離れ、ひとり体育館の裏手にいるコロ。
人が不自由を強いられるのと同じく、コロも慣れない環境にじっと耐えているのでした。
|
 |
 |
あれからおよそ3ヶ月。
積雪が2メートルを超す小千谷市を再び訪ねてみると、町の人たちは雪下ろしの真っ最中。
雪の下から顔を覗かせているのは地震でゆがんだままの町でした。
|
そんな町の一角に建てられた仮設住宅。
体育館で出会ったコロはご主人一家と一緒にここで暮らしていました。
入居してからおよそ1ヶ月。
地震発生からここに落ち着くまで、実は、コロにも色々な事があったんです。
|
 |
つづき
|
|