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![]() ![]() 奥さん 「はい、今日も一日が始まりますよ、ホタテ」 ホタテの家は駅前にある自転車預かり所。毎朝7時を過ぎると通勤通学の人たちが自転車を預けに次々とやって来るんです。 町の人たちを見送るのがホタテの日課。ご主人の娘さんたちは出勤前に自分の子供を預けていきます。 |
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![]() ![]() 自転車を預けていく人はおよそ100人。みんなが学校や職場へと急ぐこの時間帯、ホタテは自分の家にいるのにどうも落ち着きません。 奥さん 「ほんじゃあ、朝の挨拶しような」 通勤時間が終わるとようやくひと段落。 奥さん 「あっ、ホタちゃん、出てきた」 大工さんが特別に作ってくれた専用の小窓から朝ご飯の催促をします。 奥さん「おはよう、おはよう、ホタちゃんにご飯やろうな、ヘルシーなホタちゃんのご飯」 ホタテの朝はこれにて終了。 |
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![]() ![]() ご主人 「おはよう」 やっとご主人が起きてくれました。 ぷー子の生き甲斐は食べること。ご飯の支度ができるまでいてもたってもいられず、ぷー子はいつも8の字を描いて庭を回り続けます。 365日、グルグルと8の字を描いた末に食べる待望の朝ご飯。その味は勿論、格別です。 |
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