ｽﾀｰﾄﾗｲﾝ
□Story
何ヵ月経っても､ただﾌﾗﾌﾗと過ごしている駿を､陸上界の先輩であり現在はﾃﾚﾋﾞ局のｽﾎﾟｰﾂﾃﾞｨﾚｸﾀｰを務める東城(鈴木浩介)が強引に連れて行った場所は､とある陸上競技ｸﾞﾗﾝﾄﾞだった｡
そこには､義足の少年ﾉﾌﾞ(須賀健太)をはじめ､義足で走る青年たちや､車椅子で砲丸を投げる女性たちの姿が…｡
日本ﾊﾟﾗﾘﾝﾋﾟｯｸ委員会で働く水嶋響子(ともさかりえ)に声をかけられる駿｡
そして､響子は､ひとりの少女を指差して言った｡
｢あそこで見学してる子､本当は走りたいのに怖がっているんだよね｣と｡
あの日出会った全盲の少女･瞳である｡
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