取材・文/松瀬学

「女子バレーボール ワールドグランプリ2005 @韓国ソウル」
収穫と反省と。ソウルの歓喜と涙雨
フジテレビ系列では、「女子バレーボール ワールドグランプリ2005」の日本戦全試合をゴールデンタイムを中心に独占中継する。(全国ネット)

梅雨のソウルである。
韓国ドラマのごとく、漢江(ハンガン)に涙の雨が降る。あぁ、それは日本人ファンの悔し涙なのだった。
会場は、ソウル市内を流れる漢江のほとりのソウル学生体育館だった。たしかな成長が見える柳本ジャパンだが、ワールドグランプリ韓国ラウンドの幕切れはいささか悲しかった。悔しかった。あと一歩、あと一本。またも『1点の重み』をかみ締めるのだった。
「ブロック力」がすべてである。全日本はブロックが機能せず、コンビバレーは高い米国のブロックに阻まれてしまった。「ほんとうに悔しい」と、柳本監督は顔をゆがめる。攻守に反省はある。「でも、まだまだ自分たちはレベルアップできる。内容は濃いものがあった。われわれが求めているのは、もっと先の高いレベルだと思うので、是非、がんばっていきたい」。前を向く。

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