アクセントを与えたのが、新加入の菅山かおるである。初めて先発フル出場だった。韓国戦の活躍と色白美顔のため、『かおる姫』や『美白のテクニシャン』などと気恥ずかしいキャッチフレーズをつけられてしまった。
でも、この169cmの本当の魅力はメンタルの強さだろう。JTでリベロだなんて信じられない。マークされていないこともあろうが、思い切り飛んで、目いっぱい打ちまくった。土壇場でも萎縮することはない。この日はチーム最多の20得点。「こんな華々しい舞台でプレーできることを幸せだと思います」。言葉どおり、プレーが喜びに溢れていたのだった。
もうひとり、復活したセンターの宝来眞紀子も逞しくなった。大友との絡みもいいし、ここぞというとき、ガツンと打つ。やっぱり大きいとはいいものだ。宝来がいることで、チームのブロック力がアップした。ブロックがいいと、抜けていくボールの軌道も限定され、レシーブもしやすくなる。
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