取材・文/松瀬学

「アイヤー!熱いぞ、柳本ジャパン。」
"ちびっ子軍団"でも、粘り強く、スピードあるコンビバレーを!!
フジテレビ系列では、この「女子バレーボール ワールドグランプリ2005」の日本戦全試合をゴールデンタイムを中心に独占中継する。(全国ネット)
は〜るばるきたぜ〜、大連、ってなもんである。
ここは中国の遼東半島の先端、中国を地図で「鶏」の形としたら、「喉」の位置にあたる。「北海の真珠」と呼ばれるビューティフルな町で、かつての日本統治時代の建物も数多く点在している。
で、なぜ、大連かというと、中国遠征中の全日本女子の戦いぶりを見るためだった。柳本ジャパンは「第2章」がスタートした。目下、チームを作っている。アテネ五輪までの「第1章」を見た者としては、どうしても「第2章」の出だしを自分の目で確かめたくなったのだ。
結論から言うと、大枚10枚はたいて行った甲斐があった。正直、面白いバレーを見せてもらった。厳しいメンバー構成ながら、全日本はよく戦っていた。
“ちびっ子軍団"(失礼!)はよく拾ってつなぐ。そりゃ、チーム練習を始めて2週間だから、ミスもある。でも拾って、粘って、速いコンビバレーをやろうとの意図は見えた。なにより、「さ、やるぞ」という熱い気持ちがスタンドまで届いてきた。

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