F1 スーパースター列伝Vol.2
文・山口正己
2005 F1GP 史上最年少ワールドチャンピオン
フェルナンド・アロンソ(ルノー)
フェルナンド・アロンソは、じっと堪える顔をしていた。苦虫を噛み潰した顔をしたいところだったが、それもできなかった。隣のミハエル・シューマッハは、ややシラケ気味の表情をしている。2006年第7戦モナコGPの予選を終えた後の恒例のトップ3会見の席上である。
トップ3だからもうひとり、予選3位のタイムを記録したマーク・ウェーバーも2人の隣に座っていたが、まるで存在感がなかった。それは、アロンソとシューマッハだけの"内戦"の場だったからだ。
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