M:プレーでは。
K:本当のオリンピックの凄さを身に沁みて感じました。やっぱり世界のレベルに接して、技術面とか違うなと。イタリアにしても、ブラジルにしても、ワールドカップとオリンピックでは全然、違ったんです。目の色も違うし、すご味があるし。悔しかった。力を出し切って負けた悔しさとは違って、自分のコンディションが悪くて不完全燃焼の悔しさでした。せっかくの一番いい舞台なのに思い切りプレーができなくて。オリンピックを経験できて、バレーが少しわかるようになった。考え方が変わりました。その経験を無駄にしないで、成長していけたらいいなと思います。
M:最近、体が柔らかくなったそうですね。
K:屈伸でも手がコートに着くようになりました。これまで体が硬かったんです。練習前も後も全然、ストレッチをしない人だったんで。でも腰を悪くして、ストレッチをいつもするようにしたんです。練習以外でも、暇があれば、体のどっかを伸ばしています。そうしたら、いつのまにか、体が柔らかくなりました。自分なりにですけど。ははは。
M:これからの課題はなんですか。アテネ経験者として、チームの中心としてのプレーが求められますね。
K:んと、全部ですね。全体的に。レシーブもそうですけど、スパイクも打てないし、ブロックも止められない。トスも今、練習してますし。
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