M:Vリーグは長丁場だった。NECは苦しみながら頂点に立った。大変だったでしょう。
O:いや、ほんと、長かったです。終わってみれば、優勝したからOKなんですけど、やっている最中は“やっと1レグ終わった"といった感じだった。やっぱりストレスがすごく、たまった。負けちゃったりとか、チームの雰囲気が悪かったりとか。何回もミーティングをしました。でもその分、仲間との絆が強まった。14人と人数が少なかったのもあるけど、チームにまとまりがあった。一緒に苦しみながら成長できた。技術よりも、チームの絆、信頼関係がよかったかな。最後のパイオニア戦でも、試合前の公式練習では圧倒されて、“うちら、やばいよね"とささやき合っても、試合ではちゃんと勝っちゃうんです。勝因はチーム力です。
M:Vリーグでは従来のセンターだけでなく、ライトにも入ったんですよね。
O:スギさん(杉山祥子)と重なっている時は、自分がライトに入ったんです。最初は慣れなくて。スギさんは手が長いので、すぐぶつかりそうになるんです。怖かった。ははは。でも楽しかった。バックアタックも打てたし、レシーブもできた。悩んだことの方が多いリーグだったけど、後半になるにつれて、チームの仕組みがうまくできてきました。新たに知った喜びは、やっぱりレシーブですか。自分が苦労して上げたボールを誰かが決めてくれるのは、うれしいものですね。じんわりした喜びというか、“私のおかげ"っていう満足感がありました。
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