Y:大友選手の脚力は男性並み。どうやってあのパワーをつけたんですか。
O:中学の頃から、レシーブ練習を徹底してやらされたので、それでついたんだと思いますよ。ウエイトトレーニングじゃないです。レシーブは常に低い姿勢でキャッチしなきゃならないじゃないですか。そうするとどうしても足腰が鍛えられるんですよ。全日本もレシーブ練習が長いので、ジャンプ力がつきましたからね。確かに脚力がついたお陰で自分のプレイにも幅ができました。以前は、思いっきり打つというよりコースを打ち分けるというか、空いているところにポンポン打つことが多かった。でも、そういうプレイは、勝負がかかった場面ではどうしても拾われてしまう。今は、そういうコースを狙うような球も打てるし、勝負をかけた時には脚力を活かしてパワーのあるスパイクも打てるようになった。
Y:センタープレイヤーとしてさらに詰めたい部分はありますか?
O:キャッチから決められるのは当たり前だと思いますけど、ラリー中にどれだけコンビが中心になって動けるかですね。トスをどれだけ自分に集められるかだと思います。というか、私はもともといっぱい打ちたいし、いっぱい決めたいタイプ。でも、マークがついた時の対応のし方ですよね。速い攻撃でも、少し浮いたらリバウンドを取ることができるんですけど、BクイックとかAクイックになると、ブロックにつかれた場合、今の頭の中には、打つというか奥に使うフェイントしかないんです。だからそういうときにもリバウンドを取れるような判断力を身につけたい。大友スペシャルですか? もちろん、いつかは開発してみたいとは思いますよ。中国のダブルブロードなんかできたら面白いと思うんですけど、ライトの人もブロードができないと無理じゃないですか。シンさん(高橋)は絡み系ですからね。世界が嫌がる絡み系(笑)。でもいつか、沙織(木村)がライトを守れるようになったら可能性はあるかもしれませんね。ダブルブロードは、ブロックをする側からすれば凄く嫌な戦法。レフトに振られたら行けないですから。
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