インタビュー・文/吉井妙子

5月に行われた「2004アテネオリンピック バレーボール世界最終予選」で柳本監督率いるバレーの全日本女子は、6勝1敗の1位通過で、みごと、アテネへの出場権を獲得し、2大会ぶりの五輪出場が決定した。スポーツジャーナリストの吉井妙子が、全日本代表選手の辻知恵選手に心境を聞いた。キャプテン吉原知子とともにチームを支える、もう一人の精神的支柱。気丈な“ママさんセッター” 辻知恵がインタビュー中にみせた涙の訳は?(6月3日 大阪・貝塚にて)
フジテレビはアテネ五輪本番の前哨戦ともいえる「ワールドグランプリ バレーボール2004」をゴールデンタイムで中継放送する。この大会には12カ国が参加。ポーランド、タイを除く10カ国は五輪出場国だ。この大会の予選は日本・川崎(予選第1ラウンド)、インドネシア・ジャカルタ(予選第2ラウンド)、韓国・済州市(予選第3ラウンド)のアジア3都市で行われる。決勝ラウンドは7月28日(水)〜8月1日(日)にイタリアで行われ、予選ラウンドの上位5カ国と開催国イタリアが覇を競う。全日本女子が決勝ラウンドに進出した場合は、放送を予定している。

ワールドグランプリ バレーボール2004中継予定
7月9日〜11日予選第1ラウンド(日本・川崎)
7月16日〜18日予選第2ラウンド(インドネシア・ジャカルタ)
7月22日〜24日予選第2ラウンド(韓国・済州市)
Y:アテネに向け、チームにまた新たな緊迫感が生まれています。辻さんも準備OKですか。
T:確かに、このチームはアテネ五輪までに、世界最終予選の時からさらにアップグレードしたチームになると思います。皆、メダルに対して本気モードになっていますから。私に関して言えばまだコンディショニングが上手くいっていないかな。メンタル面もフィジカル面も厳しいんですけど、特にフィジカル面がね。34歳だし(笑)。
[次へ]

[戻る|0.TOP]

(C)2004 Fuji Television.