インタビュー・文/吉井妙子
2001年以来のリーグ優勝を狙うヤクルト・スワローズの五十嵐亮太選手にスポーツジャーナリストの吉井妙子がインタビューした。(2004年4月4日 神宮球場)
【※フジテレビ系列では、6月4日(金)、5日(土)に「熱チュー!プロ野球2004 ヤクルト×巨人」(午後7時3分〜8時54 分・延長対応あり)を生中継します。】
Y:今シーズンから、ホワイトソックスに移籍した高津臣吾選手の後を受けて、ストッパーにチェンジされました。これまでの中継ぎとは、気持ちの持っていき方は違いますか。
I:まあ、正式にストッパーと決まったわけじゃないですけど、石井(弘寿)さんとダブルストッパーの形をとっています。高津さんがメジャーに移籍が決まった時点で、心の準備はできていたし、オープン戦でも実践でのイメージをして投げていたので、心の切り替えはそれほど難しくはなかったです。でも、開幕戦はやはり緊張しました。横浜戦で3-1のリードだった回にマウンドに立ったんですけど、絶対に押さえなければならない場面だったのでプレッシャーはありましたよ。後ろを任されている以上、自分で試合を閉めなくてはならない。チームの勝敗も、これまでの試合展開も全部かかっていますから、結構キツイですよね。押さえ投手として、そういう重い責任を背負って投げるのに、ドンドン慣れていきたいとは思っています。点差が離れている時にマウンドに立つのは気持ちは楽ですけど、やはり僅差の試合で投げ勝ってチームを勝利に導いていきたい。大差で勝つのも接戦で勝つのも一勝じゃないですか。勝たなければならない場面で投げさせてもらっているのは本当に有り難いし、その分、プレッシャーもありますけど、必ず責任は果たしたいと思いますね。
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