◎インタビュアーの目
杉山は「全日本の考える人」と言いたくなるほど、何かいつも考えている。このインタビューからもわかるとおり、楽しい話題を振っても必ず自分の技の追求やプレイの悩みに戻ってくる。身体のどこを切っても“バレー細胞”が顔を覗かせるのではないかと思うくらいに、いつもバレーのことを考えているのだ。オリジナルな技も発案しようと、あちこちにヒントを求めている。オフの時にラグビーを見に行って、バレーで試してみたい技を見つけたと眼を輝かす。三次元スポーツのバレーは、固定観念さえ持たなければ、いろんなアイディアが生まれるのではないか、というのが杉山の考えの根本にあるからだ。辛いことは嫌いじゃない、という杉山は一段一段、着実に階段を上っている。しかし、本人は自分の目線が高くなっていることに気がついていない。そこが杉山の魅力でもある。
[戻る]

[戻る|0.TOP]

(C)2004 Fuji Television.