Y:女子バレーでは、ライトのポジションはオールラウンダーの要素が求められると思います。器用な高橋さんにははまり役のような気もしますけど、ブロックはどうでしたか。
T:そこそこ。それが一番心配でした。だっていつも相手のエースと向かい合うじゃないですか。でも、実際やってみたら、意外と止められたので嬉しかった。上から打たれるとイメージしていたんですよ。ワールドカップの時はロシアがいなかったから、すごく高い地点からバコーンと来るのはキューバぐらいだった。でも、打ち抜かれても対角にはテンさんがいるから必ず拾ってくれると信じていた。実際そうだったし、ブロックチェンジしてレフトに回ることもあったし、最初はブロックが嫌だなと思っていたけど、杞憂でした(笑)。それにブロックにタイミングをちょっとずらしたりすると相手は引っかかってくれる。例えば韓国だと、私の前には韓国のキャプテンがいて、アジア選手権の時はその人にすごく止められた記憶があって、ワールドカップの時も「なんか、嫌な人」と思っていたんですけど、入り方とかをちょっと工夫したら、相手はなんか戸惑っていましたよ。相手が騙されて困った顔を見るのは快感ですね。
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