インタビュー・文/吉井妙子
待望のプロ野球2004年シーズンが開幕。2001年以来のリーグ優勝を狙うヤクルト・スワローズの古田敦也選手にスポーツ・ジャーナリストの吉井妙子がインタビュー。古田選手が考える若手選手の育成方法やチーム作り、今シーズンの抱負などを聞いた。吉井妙子がのぞいた“球界のリーダー” 古田敦也の頭の中とは?(3月24日 神宮球場にて)
※フジテレビ系列では、「熱チュー!プロ野球2004 ヤクルト×巨人」を4月28日(水)、29日(木・祝)の19時3分〜20時54分(全国ネット・延長対応最大30分)でお届けします。
Y:今シーズンのヤクルトは決して前評判が良かったわけではないですが、チームの雰囲気は「もしや」と期待させる何かがあります。
F:そうなんですよ。前評判が悪い方が覆す楽しみもあるし、実際2001年に優勝した時だって、シーズン前の予想はBクラスでしたからね。確かに今の時点で各チームの戦力を比較されたら、まあ、僕が解説者でも低い評価をしちゃうかもしれないけど、でもそんな中でいろんな知恵とか戦略とかチームワークとか、勝つための方法論を投下していけば、可能性はなくはないと思うんですよ。もちろん、これまでだってどんなシーズンにも優勝を目指して皆、頑張っているんですけどね。巨人や阪神など戦力がずば抜けたチームにも、ウチが勝つ要素がある。それが野球の面白さでもあるんです。たとえば、高校生の投手がプロの高打率の打者を抑えることができないかといったらそうでもない。野球は意外性のあるスポーツなんです。だから、戦力の上回るチームにも勝てる要素はいくらでもある。今、どんな方法?と聞かれても即答はできないけど、それは試合をこなしながら色々な戦術を見つけていくつもりです。
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