インタビュー・文/吉井妙子

立会い前の独特のパフォーマンスで大人気の高見盛。2月8日に両国国技館で開催される「日本大相撲トーナメント第二十八回大会」(※)に出場する。角界一の人気力士となった“ロボコップ” 高見盛に現在の心境を聞いた。インタビュアーはスポーツジャーナリストの吉井妙子。<2003年12月15日 フジテレビにて>
【(※)2月8日(日)の大会当日、フジテレビ系列で、午後4:05〜5:20で放送。】
Y:大人気ですね。CM出演、イベント、様々な授賞式への出席、テレビ出演、あるいは活字メディアのインタビューなど、稽古する時間もないほどの忙しさとお見受けしますが。
T:場所が休みの時でも、稽古が一番。この時間を削ってまで、他の仕事をしようとは思いません。でも、協会や部屋が承諾した仕事は、できるだけ頑張ってやろうとは思っています。こういう仕事は不慣れなことばかりで、正直、疲れることもありますけど、相撲以外にもいろんな経験ができるし、他の世界も覗くことができるので、面白いって言えば面白い。好奇心は人並みにあると思います。でも、こんな仕事もいつまで続くかわかりませんけどね。人気力士とか言ってもらえますけど、どうして注目されているのか自分でもさっぱりわかりません。だから実際、戸惑うことが多いです。人気を取るために相撲をやっているわけじゃないし、とにかく自分のできる範囲内で活動しようと。
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