Y:トレビソで、私がイタリアの新聞に逆取材され、加藤選手に通訳をしていただいた時は、語学の上達ぶりに驚かされました。
K:ブロークンでしたけどね。でも、チームに溶け込むには言葉は絶対に大事です。イタリア語は勉強する暇もなく移籍しましたけど、選手と会話しながら覚えました。耳に残っている言葉を家に帰ってすぐ、辞書を調べるんです。で、理解できたら、次の日に早速使ってみる。そういうことを繰り返しながら、少しずつ覚えていきました。ギリシャ語もそんな感じで覚えています。ただギリシャは英語が通じるのですごく楽。八百屋のオジさんも、クリーニング店のおばあさんも英語が喋れます。ギリシャは、テレビが英語なんですよ。もちろん公用語はギリシャ語なのでニュースはそうですけど、テレビのドラマは英語で、画面の下にギリシャ語のテロップを流すというシステム。ほとんどの人がヒヤリングから入って、英語を喋れるようになるんだと思います。だから、ギリシャでは言葉のストレスはほとんど感じないで済みますね。ただ、チームの作戦会議やミーティングはギリシャ語なのでちょっと戸惑いますけど、後でコーチが英語でいい直してくれたり、セッターはイタリア語ができるので、イタリア語で言い直してもらったりしています。
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