Y:例えば?
K:まずはレシーブ。サーブレシーブにしても、選手は練習からガンガン打ってくるので、そんな強いサーブを毎日受けていれば、スピードにも慣れるし、強さにも耐えられる。うちのチームは、午前、午後の2部練なんですけど、午前中は毎日サーブ練習なんです。スパイクにしても高い地点から強力にアタックしてくるので、レシーブ練習には最高の環境です。日本だと、レシーブの練習はコーチなどが高い台から打ってそれを拾っている。強いサーブやスパイクを打てる選手がいないから仕方ないんですけど、それだと生きたレシーブの練習ができないんですよ。ボールの軌道を読むところまではいけないじゃないですか。ブロックも高いので、それを吹き飛ばすテクニックも思いつきました。相手ブロッカーの小指か、第ニ関節を狙うんです。小指とか指の第ニ関節は、人間の身体では意外と力が入らない部分。そこを狙って打つと、大体アウトが取れることがわかりました。サーブレシーブが崩れた場合、ブロックが高いのでこういう方法でしかサイドアウトが取れないということでもあるんですけど。
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