Y:そういえば、バレーとサッカーは、強豪国が徐々に一致してきました。バレーもヨーロッパが主流になって来るんでしょうか。
K:そう思いますね。だから日本も選手はドンドン、ヨーロッパに行くべきだし、スタッフは海外から招聘した方がいいと思います。まずは世界の標準化のバレーを身につけて、その上で日本特有の速さや緻密さをプラスして行けば、日本も世界のトップグループの地位を磐石なものにできると思うんですけどね。アメリカの女子がいい例じゃないですか。国内にリーグがないのに、世界ランキングは1位。かつてのユーゴスラビアだって、国内リーグはなかったけど、シドニー五輪で金メダルを取った。選手はみんな、ヨーロッパ諸国でプロとして活躍しているからです。しかもアメリカの女子は、監督が緻密なバレーを知っている日本人の吉田さん。そんな監督と海外で学んできた選手が融合すれば、短時間でも強いチームが作れるという事実を、アメリカは証明しました。日本は今その過渡期だと思うので、方向の選択は間違って欲しくないです。
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