Y:全日本のチームの雰囲気はどうですか。昨年、全日本に初選抜され、日米対抗のデビュー戦は鮮烈でした。高校生なのに物怖じしないプレイで大活躍しましたね。
O:あの試合は、春校で優勝した直後だったので自信もあったし、バレーが一番楽しい時期でした。全日本の重さも、よくわかっていませんでしたから…。今は、周りの期待に自分がついていけていないというのをすごく感じる。ミスも多いし、レシーブも全然ダメだし。試合になると、冷静さがどうしてもなくなってしまうんです。全日本でプレイしてみたいとはずっと思っていましたけど、まさか、ワールドカップのような大きな大会で自分が選ばれるとは、正直、考えてもいませんでしたから。でも、全日本では先輩たちの巧いプレイを間近で勉強できるというのが嬉しい。同じレフトの高橋(みゆき)さんなどは本当に巧いと思う。レシーブは確実だし、センターと絡んだスパイクも打てるし、相手ブロックもきちんと見ているし、フェイントも巧妙なうえに、ブロックアウトも取れる。サーブも強烈じゃないですか。高橋さんのような緻密なバレーができる選手になりたいですね。精神的に影響を受けているのは、キャプテンの吉原(知子)さん。バレーに取り組む姿勢がすごいと思う。練習は人一倍やって、トレーニングも自分を本当に追い込んでやっている。どんなに身体が辛くなっているか、私にも想像できますけど、でも表情や態度に全く出さず黙々と汗を流しているんです。そういう偉大な先輩たちの中に身を置いているので、同級生のメグ(栗原恵)の存在は大きいですね。昨年の全日本は私一人だったので寂しかった。でも、メグと励まし合うというより、一緒に沈んじゃってます(笑)。
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