YOSHII:全日本のｷｬﾌﾟﾃﾝとして、ﾜｰﾙﾄﾞｶｯﾌﾟはどう戦っていきますか。
YOSHIHARA:まずは、3位以内に入って五輪のｷｯﾌﾟを手にしたい。この考えは前提としてあります。ただ現実論として、世界はそんな甘い世界ではないことも知っている。あと残された時間で、全日本をどう固めて行くかにかかっていると思います。ﾒﾝﾊﾞｰには、五輪はどんな世界であるか伝えてはいます。ただ、｢何もかも最高の場所｣と言っても、他の全員が実際には知らないわけですから、後は選手たちのｲﾒｰｼﾞに任せるしかありません。とにかく私が言うことによって｢絶対に行きたい｣という強い意思が涌き出てくれば良いな、と思っています。ﾜｰﾙﾄﾞｶｯﾌﾟで(五輪の)出場権を取れることをﾐｯｼｮﾝにしていますけど、加えて、ﾀﾚﾝﾄとしてではなくﾌﾟﾚｰを見に会場に足を運んでもらえるようなﾁｰﾑにしたい。人気より実力。実力がつけば自然とﾊﾞﾚｰも注目される競技だと信じていますから。試合が終わった時に、会場に足を運んでくれた観客のみなさんが、それぞれの選手になったような気分で家路につけるような試合をしたいと思っています。
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