YOSHII:7月のワールドグランプリでは9位だったものの、大山、栗原はそこそこ活躍しましたよね。新生全日本の初めての国際大会をどう評価していますか。
YOSHIHARA:厳しく言っちゃえば、あまり参考にならない試合でした。他のチームは、ワールドグランプリに焦点を合わせて来ていないじゃないですか。イタリアは、リーグが終わって休暇の時期に入っているので主力選手はほとんど欠場していたし、キューバもジュニアの選手たちがほとんどだった。ロシアは2位だったんですけど、これもまだメンバーが固まっていない様子でした。でも流石に、優勝した中国は強かったですね。ワールドカップを考えれば、皆、別のチームを作ってくると考えた方がいいと思う。ただ、参考になることもありましたよ。世界のバレーの潮流を掴めたのは大きかった。バックアタックやジャンプサーブなど、バレー自体が男性的になっていました。守り以前に、ネット上の闘いが繰り広げられていたんです。ブロックとジャンプ、ジャンプサーブでどれだけ相手を崩してポイントを取るか。選手は皆デカイ。182cmの私は、ちょっと前に「大型センター」とか言われていたのに、もう「小型センター」ですよ。190cmの選手がざらにいました。
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