女の一代記
瀬戸内寂聴
ストーリー

慎吾の強い勧めで、晴美は新潮の同人雑誌賞へ応募するための小説を書き始める。『女子大生・曲愛玲』。昼も夜もなく鬼のように書き続ける晴美を、慎吾は静かに見守った。そして、受賞。その後晴美は新作を依頼され、『花芯』を書くが、そのセンセーショナルさだけが取り上げられ、文壇から5年もの間、干されることになる。その間、晴美は中間小説雑誌だけに作品を発表し、稼ぎは充分入るようになったが、理想の作品からは遠ざかっていた。慎吾が『新潮』の編集長・佐伯(火野正平)からの依頼を受け、純文学を捨てて娯楽小説の連載を始めた。破格の原稿料と挫折感の間で苦悩する慎吾。そんな時あの凉太が、晴美を訪ねてきた。

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