南北4キロの幅を持つ非武装地帯=いわゆるDMZには、韓国人にも知られてないひとつの村がある。そこでは、240人の村人が「コシヒカリ」を作って暮らしていた。どうしてこんな危険な場所に村があるのか?追跡取材の結果、明らかになってきたのはこの村に課せられた特別な役割。その村=「大成洞(テソンドン)」はまさに東西冷戦のタイムカプセルだった。
この"忘れられた村"テソンドンに日本のカメラが入るのは史上初。大変貴重な記録である。

そしてその"密室の村"で生まれ育った一人の少女が今故郷を捨て、外の世界へ飛び出そうとしている。彼女の名は金眠智(キムミンジ)。
密室から飛び出した18歳の少女は皮肉にも離れてみて初めて「38度線」を強く意識することとなる。民族を分断する38度線という壁を追って、DMZ・ソウルそして日本へと18歳の「発見」の旅が始まった…。

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