ｼﾞｬﾝｸSPORTS
TALK DIGEST
内田:ｴﾍﾞﾚｽﾄでどんな危険に遭遇したんですか?
片山:最初のｷｬﾝﾌﾟに着いて､晩ﾒｼを作っていたんです｡
雪を溶かしてお湯にするんですね｡
それでｶﾚｰを作って｢ﾊﾟｷｰﾝ!｣って音がしたんです｡
浜田:うん｡
片山:それで(ﾃﾝﾄの)ﾁｬｯｸを開けてみたら､ｾﾗｯｸといって氷の塊なんですよ｡
氷の塊といっても大きなﾋﾞﾙぐらいあって｡
※ｾﾗｯｸ…氷塔｡高さ数十ﾒｰﾄﾙにも及ぶ氷の塊｡
浜田:ほう｡
片山:それがﾄﾞｰﾝと落っこちてきて､煙が向こうから来るのがわかるんですよ!
で(登山している仲間が)｢どうする?｣って言うから…｡
浜田:いや､｢どうする?｣って!
死んでまうよ!
それ､ﾃﾝﾄの中にいたの?
片山:はい｡ﾃﾝﾄの中で｡
実際には(ｾﾗｯｸが間近に迫るまで)10秒くらいかかるんですよ｡
｢逃げようか?｣と思ったんですけど､逃げても追いかけてくるし｡
とりあえず｢ﾁｬｯｸ閉めとく?｣とか｢開けとく?｣とか｡
浜田:(笑)開けといたら入ってくるからね｡
片山:｢とりあえず閉めとく｣
｢いや､開けとこう｣って10秒それだけ(そんなやりとり)繰り返したんです｡
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