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TALK DIGEST

九重親方:東京に連れて来てもらえるのと、もう一つ飛行機に乗せてもらえるのと。それで相撲部屋に入ったんです。だからいかに(自分が)素直だったかという…
内田:最近では、体が大きいという理由以外で入門してくる方もいらっしゃるんですよね?
九重親方:子供じゃなくてね、お母さんが僕の大ファンでね。とにかく子供を説得して「入れ、入れ」と。そうすると千代の富士に会えると。子供は渋々来て、お母さんはニコニコしながら来て。

そんなマダムにも絶大な指示を得ている親方に愛弟子の千代大海関からメッセージが届いているのでご紹介します。16歳の時に初めて親方の元を訪ねた時のことを聞いてみると…。

千代大海:シーサイカットっていう、後ろは五分刈りで、前はアイパーをかけて剃りこみで。16歳には見えない髪型でばっちりセットして行きました。身だしなみだと思ったので。

最後に目標としている力士を伺ってみると…

千代大海:やっぱり千代の富士関ですね。千代という名前をもらっていますので、目標にがんばってます。
浜田:親方、よくあいつを入門させましたね。
九重親方:口だけは達者だったんですよ。
浜田:見た目はあんな(素敵なオーラを放っている)感じやったんでしょ?
九重親方:もっとヒドかったんじゃないのかな?16歳にしてこんな感じの子供がいるのかなという…ビックリしましたよ。とにかく入門させてあげるから、「どうして相撲をやりたいんだ?」と聞いたら「親孝行したい」と。あいつの口からね。あの剃りこみで。でも何かやれそうな子だなと思ったんで、「とにかくその格好はダメだから、今度来る時には(ちゃんとしなさい)」と帰したんです。で、次に来た時は丸坊主になってきたんです。やっぱりコイツはがんばれそうかなと、感じましたね。
内田:そんな千代大海関が初優勝した時は、喜びも一段と大きかったんじゃないですか?
九重親方:自分も31回優勝してますけど…ちょっと自慢しちゃったね。とにかく自分で勝ち取った優勝より、手塩に育てて(千代大海関が優勝を)勝ち取った、その場面を見ただけでね、ちょっとウルウルと来ちゃった

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