ジャンクSPORTS
-ファンタスティックストーリー-

1月27日
「誓いの時」
○松井稼頭央

昨年のワールドシリーズ。世界最高峰の舞台で、歓喜の瞬間を迎えた日本人と、その栄光の陰で、静かに唇を噛んだ日本人がいた。

「実際、ワールドシリーズを経験させてもらって、最後までユニフォーム着れて、みんながチャンピオン目指していくっていう理由が4年目でやっとわかりました」

メジャー挑戦から早5年。海を渡り、この地に第一歩を記したあの日の約束を男は、今年こそ果たそうとしている。

2004年、ニューヨークを沸かした松井稼頭央のメジャー移籍。
松井がメジャーの舞台を前に立てた誓い、それは選ばれし者のみが与えられる世界一の証、ワールドシリーズのチャンピオンリングを手に入れること。

走・攻・守、揃った日本のスーパースターに、ニューヨークのファンは大きな期待を寄せた。
松井はメジャー初打席で、見事、その期待に応える。
メジャー史上初、初打席初球ホームラン。
しかしそれは予期せぬ悪夢の始まりだった。

「あれがアカンのよね。
あそこでバーンときたでしょ。
ホームラン打って、多分あの日(ヒットを)3本打ったと思うんですけど、ニューヨークの新聞すごかったんですよね。
あれで使い果たしたみたいな。 自分がある意味見えてなかったのかもわかんないですね」

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