ジャンクSPORTS
-ファンタスティックストーリー-

時に、数十キロも違う相手をするため、体が悲鳴を上げることもあった。
それでも井上康生はこの過酷な階級へと挑む。
重量級に挑戦しようと思ったきっかけは何だったのだろう?

「小さい頃から柔道を始めて、大きい選手、強い選手と闘うことが 僕自身凄く好きで、未だに大きい選手や、強い選手を投げたいというような思いはすごくありますから」

「柔道というものを追求していく自分というのを出していくにはこの無差別級、超級じゃないかなと思いがありますので…」

幼き頃から思い描いていた重量級への挑戦。
だが完全復活までの道のりはまだなかば、康生はこの復活へ壮絶な決意を込めている。

「今一番足りないものは熱い闘志というか何が何でも勝ってやる。――例えば相手の腕を折ってやるとか、ケガさせてもとか、引きずり回しても勝ちたいというそういう部分といのが、僕自身には欠けている一番の要素ではないかなと思ってますから」

「それが取り戻せなかった時には、辞める時ではないかと思ってますから。それぐらいの覚悟でやらなきゃいけないですし」

20代最後に迎える9月の世界柔道で再び栄光を掴むため、覚悟を決めた男は、今日も体を追い込む。
そこが井上康生、完全復活の舞台になることを信じて…。

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