ジャンクSPORTS
-ファンタスティックストーリー-

卓球選手だった両親の指導のもと、地元山口の自宅に作られた卓球場で白球を追いかける日々が始まった。

見る見るうちに頭角を現すと、10歳で高校生や大学生を打ち破り、一躍注目を集める。そして小学校6年生の時、彼女は大きな決断をした。

「やっぱり家でやっていても、ここのほうが先生もいるし、環境もいいし…自分が強くなるためには一番いい環境だと思ったし、最後は自分で決めました。」

小学校卒業と同時に、地元山口を離れ大阪へ。
新たな環境下で、たった一人の寮生活が始まった。
全ては卓球のため。
そして何よりも強くなるため―。

「勉強も学校も普通通りには、試合があって、あんまり行けてないこともあるし。そういうこともあるので自分の中で、精一杯やりたいです。北京五輪というより、オリンピックに出るのが夢なので」

放課後、少女はラケットを手に体を躍動させる。
普通なら遊びたい盛りの14歳。それでも夢に近づくため、彼女は今日もこの扉を開く。

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(C)フジテレビジョン