ジャンクSPORTS
-ファンタスティックストーリー-

5月21日
大塚晶則
○日本の守護神、新たな夢へ

野球世界一を目指し、16カ国が威信をかけ戦ったワールドベースボールクラシック。
王監督率いる日本代表はセ・パ両リーグから選ばれた精鋭達、そしてメジャーリーガー・イチロー、大塚の2人を招集。
幾多の困難を乗り越え、初代世界王者を手に入れた。

「『よっしゃー』しかなかったですよね。これまでの野球人生の色んな失敗もあったし、成功もあったけども色んなものが詰まった『よっしゃー』が出た」

日本の守護神として母国の奇跡に貢献した男は、メジャーリーグでも屈指の投手となり、新たな扉を開こうとしている。

意外にもメジャーリーガー大塚のスタートは前途多難であった。
海を渡ったものの、日本球界での実績に手を差し伸べてくれたメジャー球団は、なんとゼロ。
屈辱を味わった。

「あのポスティングで、どこからも入札が無かったという失敗、大失敗が、あれが僕にとって今ある成功の元になった気がするんですよね」

その1年後、晴れてメジャーリーガーとなった大塚は、1度目の失敗をバネに目覚しい活躍を見せた。
前年、リーグ最下位だったチームを輝かしい結果を残し、2年目にはチームを地区優勝へと導いた。
だが、そんな活躍にも大塚が満足することはなかった。

「個人的な目標としてはクローザーをやるという目標があるんですけど、でも、チームが勝つためには何をしなければいけないかというのは、僕の役割はセットアッパーだったんで」

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