ジャンクSPORTS
ジャンクNY通信

山の怖さ

冬の富士登山中不幸な事故に巻き込まれてしまった元F1レーサー・片山右京さんの痛ましい記者会見の映像が届きました。
私がこのニュースに殊の外ショックを受けたのは片山右京さんとはお付き合いが長い事に加えて、私がこの夏、山で体験したちょっとした恐怖感によるものが大きいと思います。

私のトレッキング初体験は遅ればせながら1年半程前の屋久島。
日本では一大ブランドの"世界遺産"でもあり、屋久島旅行は大ブームと聞きます。バケツをひっくり返したような大雨が一日中降り続く屋久島の森の中を、完全防水装備で歩き回った体験は、今まで味わった事のない清清しさを経験させてくれました。

NYでも、近郊にとても素晴らしいトレッキングコースがいくつかあり、気軽に出かける事が出来ます。
山の雰囲気やダイナミックな景観は、マンハッタンからわずか1時間程とはとても思えない位素晴らしく、トレッキングはニューヨーカーにとってはメジャーなスポーツです。特に秋の紅葉シーズンはまさに絶景で、多くのトレッカーが山を目指します。
私もこの夏、お天気の良さそうな週末を狙って2度ほど山に出かけました。コースによっては予想以上にハードな岩場登り等もあってちょっとびっくりしたのですが、登ってみるとこれがとても楽しい。

屋久島にもNY近郊のトレッキングコースにもそれぞれの良さがあり一概には比べる事が出来ないのですが、一つ確実に言えることは"標識"が丁寧かどうか。
山や森をちょっと歩いた経験があるなら、標識がどれだけ大切かお解かりいただけると思います。その点、日本の山はどこに行っても標識がビシっとしている。
それに比べてこちらの標識の何といい加減な事か…
まあ、いい加減なのは何も標識だけではないですけど。

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