ｼﾞｬﾝｸSPORTS
ｼﾞｬﾝｸNY通信
NYの山に土地勘の無い私はﾄﾚｯｷﾝｸﾞの最中標識を見失い､その度に最後に確認した標識の位置まで戻って､改めて次の標識を探す事が良くあります｡
ところが一度だけ本当に途方にくれた事がありました｡
次の標識が一向に見つからないのですよ!
こうなると｢このまま遭難しちゃうんじゃないか｣という恐怖を味わう事になります｡というのも､日本の山だったらどこも大勢の人が行き交うのが普通なので､不測の際は誰かに尋ねれば簡単に解決する問題です｡
しかし､こちらではあまりにﾙｰﾄが沢山有り過ぎて､2〜3時間他のﾊｲｶｰに一切出会わない事もしばしばです｡
体力的には何のことはない簡単なｺｰｽでも誰にも会わない(会えない)森の中で､道に迷ってしまった恐怖感は…｡
ﾚｼﾞｬｰ感覚で近場の山を楽しむ一般人の私ですら､まかり間違うと危険な事態に追い込まれる事もあるのが山の怖いところです｡
まして冬山登山の過酷さは､察するに余りあります｡
片山右京さんはﾌﾟﾛの登山家です｡
｢ｼﾞｬﾝｸSPORTS｣にもF1ﾚｰｻｰとしてだけではなく､登山家としてご出演していただいた事があります｡
人並み外れた体力と経験､その穏やかなお人柄を知っているだけに､今回の事故はお気の毒としかいいようがありません｡
どうかお力落としの無いように…
亡くなられた2名の事務所ｽﾀｯﾌの方のご冥福を､心よりお祈り申し上げます｡
12月22日
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