ジャンクSPORTS
ジャンクNY通信

さあ、いよいよスタート。
スタテンアイランドとブルックリンを結ぶベラザノ・ブリッジを横断し、すぐにブルックリンに入ります。ブルックリンはアーティストが多く住む地域だけあって、沿道の応援はロックバンド、ブラスバンド、ジャズバンド、ゴスペル合唱団、等、ありとあらゆる音楽家達がこの日の為に気合を入れてライブパフォーマンスを行ってくれます。昔の原宿のホコ天みたいな雰囲気でしょうか。バンド目当ての観客達が踊りながらランナーを応援してくれたりして、最高にいい雰囲気で、僕は大いに和みましたね。

ほどなく住宅街のクイーンズで多くの家族連れの応援を浴びた後、次の難所はクイーンズとマンハッタンを結ぶクイーンズボロ・ブリッジ。映画「スパイダーマン」で乗客の乗ったケーブルが宙吊りになった橋ですが、ここは傾斜がきつくて…
クイーンズボロ・ブリッジを下りきると、いよいよ最初のマンハッタン。
1st Ave.を北上してブロンクスを目指すのですが、この1st Ave.沿いの地鳴りのような応援が、リピーターには病みつきになるそうです。
ヤンキースのメンバーが味わう優勝パレードの気分を体験できるといったら言いすぎでしょうか。

その後、ヤンキースタジアムのあるブロンクスの往復で2度橋を渡るのですが、この橋はランナー泣かせですね。傾斜がきついのと、吹きっさらしで風が強く体温を奪われるのですよ。
トップランナーにとってもNYマラソンでいい記録が出ない理由はここにあります。

再度、マンハッタンに戻ると、ハーレムを抜けて5th Ave.を一路南下し、ゴール地点のセントラルパークを目指します。
日頃走りなれたセントラルパークですが、この日だけは雰囲気が違います。
完全にランナーと柵でセパレートされた沿道の応援がMAXに達しているのと、体力の限界を迎えた多くのランナー、クレーン上から狙う無数のカメラ、そしてフラッシュの閃光、ゴール地点のDJの声もかすかに聞こえたような…

僕の公式記録は4時間11分08秒。
残念ながら目標のサブフォー(4時間切り)はなりませんでした。

次回はNYマラソン・激走編をお送りします。

11月3日
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